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女性(腕組み)

「発達障がい」と「食べ物」って関係があるの?

あります!

じつは、「発達障がい」と診断されたお子さんの中には、「栄養不足」が原因で「発達障がい」のような症状が現れているだけの子どもたちが結構たくさんいるのです。

こちらの冊子で紹介されている【本当にあった話】をご紹介しますね。

食事内容を見直しただけで「発達障がい」の症状が改善していった男の子

管理栄養士の小町みち子さんが、現在の活動をされるきっかけとなった「発達障がいの男の子とお母さんの話」です。

( ※小町みち子さんは、食材選びの方や食べ方が心や性格に及ぼす影響を伝え、食卓からの精神疾患改善に取り組んでいる管理栄養士さんです。 )

彼は当時5才。コップに水を注いだり、鉛筆を握ったりすることができなかったそうです。そして「小学校入学前にせめて鉛筆を持たせるようにさせたい。」とお母さんが相談に来られたのだとか。

そこで、小町さんは、当時は「(一般的な医学的見解である)発達障がいは良くならない。」という考えだったものの、「困った症状を少しでも和らげてあげられればいい。」という思いで、食事とおやつの改善指導を行っていったそうです。

具体的には、「食材を一から見直し、コンビニ弁当やファーストフードなど調理済みの食品や外食を避け、できるだけ手作りしていくようにすること」という指導です。

すると、そのお母さんはとても熱心に、懸命に「食改善」に取り組まれたそうです。

すると、その結果、男の子に驚くような変化が起き始めたのだとか!

食事改善指導から7日目にはいくつかの数字を書けるようになり、9日目には0~9までを順番に書けるようになり、その後も名前を書けるようになり、漢字が書けるようにまでなったといいます! みるみると「困った症状」が改善していったんですね。

こういった実例はこれに留まらずたくさんあったそうで、そういった何件もの変化を目のあたりにしていくうちに、小町さんは、現在の『子どもたちの「困った症状」を「食」で改善する活動』に携わるようになっていったといいます。

女性(笑顔)

へぇー。


「発達障がい」と診断された息子と「食の大切さ」への気づき

そしてこちらの本で紹介されているお話はというと・・ 生活面での強いこだわりや感覚過敏をもった男のお子さんのお話です。

彼は、幼稚園でも、他の子が楽しそうに遊んでいる傍らで、ずっとアリの行列を見ているという行動があったり、普段も「こだわりの強さ」があったり、土砂降りの雨の中で暴れまわるという「困った行動」などもあり、お母さんは関わりに四苦八苦されていたそうです。

そして5才の時に、お医者さんから「発達障がい」との診断を受け、「あなたのお子さんは一生良くなりません。」「小学校に上がってから大変だからクスリを飲ませなさい。」「クスリを飲ませないなら、うちでできることはありません。」と冷たく言い放たれたのだとか。

男の子(虫眼鏡)

なんだかひどいね・・ 脅されているみたい・・

女性(ショック.)

でも実際こういう話って多いわよね・・ 私の周りのお母さんたちにもよく聞くわ・・

自分のお子さんが突然「発達障がい」と診断され、「治りません。」と言われたら、絶望して何も考えられなくなってしまいますよね。そして「クスリしか解決の道はありません。」と言われたら、もうお医者さんに言われるがままに従ってしまいますよね・・

しかし、大人と違って体ができなていない子どもにとって「クスリ」の影響は大人以上に多大なものになってしまいます・・ こちらのお母さんも、そこでたくさん葛藤されていました。

そして紹介されたのが、島根県出雲市にある「ゆめの森こども園」での、食事を変えて発達障がいの「困った行動」の改善を試みるという取り組みでした。

そして、食の取り組みにチャレンジしているお母さん方が集まる座談会に参加し、「子どもの心と健康を守る会」代表の国光美佳さんや管理栄養士の小町みち子先生に出会い、食の改善で子どもの「困った症状」が改善していっているという他のお母さんたちとも出会っていきます。

女性(腕組み)

その「食の取り組み」っていうのは、具体的にはどういったことなのかしら・・?

まず、こちらのお子さんは、「白いご飯しか食べない」という偏食をもっていたそうで、「食の改善」といっても到底無駄だと思い込んでいたそうです。そこで先輩ママさんに勧められたのが、『そば粉ご飯作戦』

これは、ミネラル(マグネシウム)がいっぱい含まれているそば粉を混ぜてご飯を炊くという方法です。そば粉の色は白米に混ぜても目立たないので、白いご飯しか食べない子には特におススメされている方法なのだとか。

あとは、煮干しやアゴ(トビウオ)、昆布などを粉末にしてゴマやアオサの粉と一緒にした手作りのふりかけを、どんな料理(ごはんの他、カレー、パスタ、ラーメンなどでも)にもかけるところから始めるのもおススメされたのだとか!

これらは、「ほんの少しずつ食べられるものを増やして、味覚を広げていく!」という作戦ですね。(「体にいいから食べなさい!」という無理強いは、逆に「食への拒否感」を生んでしまいますので。)

でも、こういったちょっとの工夫だけで、生活面での強いこだわりや触覚の過敏さが緩和されて、子どもたちに変化が見られるようになるといいます。

例えば、コミュニケーションが取れるようになったり、オムツが外せるようになったり、理解できなかった「ルール」が理解できるようになったり、という実例もあるそうです。

女性(笑顔)

すごいわね! でも、何がそんなに変わるのかしら・・?

ここでのポイントは「ミネラル」ですね!

上記の「そば粉」「手作りのふりかけ」は、「ミネラル」を効果的に摂取できる食材のため、日常の行動にも変化をもたらせていったのです。

「ミネラル」は、神経伝達物質やホルモンを作り出すのに必要な酵素を働かせます。酵素が「大工さん」ならば、ミネラルは「大工道具」と考えるとわかりやすいですね。「ミネラル」が補給されることによって「酵素」が効果的に生きてくるのです。

( ※「酵素の働き」については 体にいい「酵素生活」とは? を参照。)

そして、現代人には深刻なまでの「ミネラル不足」の現状があります。子どもたちのこういった「困った行動」もそれに起因するところがあるのでしょう。でなければ、こういった少しのミネラル補給によりここまで「困った行動」が改善されることの説明がつかないですよね。

そして、そういった「現代人のミネラル不足」の原因は、「便利になりすぎた現代食」にあります。簡単便利に食せる加工食品は、加工工程でたくさんの「ミネラル分」が流れ出てしまう要因が含まれてしまっているのです。

実際に、コンビニ弁当や冷凍食品・レトルト食品・総菜・持ち帰り弁当などに含まれる「ミネラル」のうち「カルシウム」「マグネシウム」「鉄」「亜鉛」「銅」を実測した結果、そのほとんどが厚生労働省の定める推定平均必要量に全く満たしていなかったという実測値データも出ています。
(参考書籍:「『食品と暮らしの安全基金』調べ 『食事でかかる新型栄養失調』 三五館」)

こういった現状に対しての「ミネラルアプローチ」が、上記の「そば粉ごはん作戦」や「手作りふりかけ作戦」ということですね。

こういった「ミネラル」の効果はものすごく、ミネラルたっぷりの食事に変えてから「落ち着いた!」とか「イライラしなくなった!」などの感想がとても多いとのだそうですよ。また他にも、「パニックを起こさなくなった!」「笑顔がふえた!」とか、「低体温が治って風邪をひかなくなった!」「理解力や運動能力が上がった!」などといった感想も聞かれるといいます。

では、「ミネラル」を効果的に食事に入れ込んでいく方法を、さらに詳しく見ていきましょう。 → 子どもの「困った行動」が改善する!? ~ 具体的な食事改善方法はコレ へ。