Pocket

この記事は約 6 分で読めます。

女性(頭をおさえる)

「脱ステ」って、でも、むずかしいわよね・・

【 脱ステ 】大変でもがんばる価値はある!

「ステロイド外用剤」を止めることで降りかかる激しいリバウンド

長期にわたってステロイド外用剤を使い続けた人が、突然「脱ステ」に踏み切ると、次のようなリバウンド症状が表れます。

* 中断後1週間前後で、赤いやけどのような腫れ上がった皮膚になる。(ステロイド外用剤によって収縮していた欠陥が大きく開いて炎症が起きるのだそうです。)

* 全身の至るところが腫れ、皮膚から組織液が浸出する。

* 正常な精神状態を保てなくなるほど激しい痒みが続く。

* 体中にチクチクとした痛みを感じる。

* 皮膚炎が、ステロイド外用剤を使っていない部位にまで広がる。

* 自律神経が乱れて体温調整機能が変調をきたし、冷え症になる。

* 疲労、不眠、食欲不振、焦燥感、不安が強くなる。

* 皮膚が極度に乾燥し、落屑(らくせつ)が大量にはげ落ちるフレーク現象。

女性(ショック.)

え、こんなに・・

このように、ステロイド外用剤の長期使用後の「脱ステ」には、劇悪化という代償が伴います。想定外の激しいリバウンド症状に心が折れてしまい、もとのステロイド治療に戻りますます難治化するケースも少なくないそうです。

でも、これらの困難を乗り越えて「ステロイド依存症」から解放され、救われている患者さんが多数いるのも事実です。

リバウンド期間は「ステロイド外用剤」をどれだけ使ってきたかに左右される

「「ステロイド外用剤」を長く使うほど、アトピーの治りを悪くする!?」 にもありましたが、「ステロイド外用剤」を使用した分、その副作用は累積されているので、「ステロイド外用剤」の使用期間と「脱ステ」の治療期間は比例していくそうです。つまり、長く使っていればいるほど、治癒にも時間がかかるということですね。

一説によると、リバウンド症状が鎮まるまでの時間は、ステロイド外用剤を使用していた期間の10~30%と言われているそうです。

女性(頭をおさえる)

えっ、じゃあ、2年使っていたらリバウンド期間が2カ月半~半年ってことよね。8年使っていたら9カ月~2年半も・・ お友達の娘さん、小学生になってもまだステロイドだよりみたいなのよ・・ 大丈夫かしら・・

そうですよね。なので「ステロイド外用剤」を安易に使用していくのはとても危険です。

「脱ステ」期間中、常にひどい症状が出続けるというわけではありません。多くの患者さんは、ステロイド外用剤中止後に皮膚炎が激しく悪化するものの、しばらくすると症状が収まったりとしていき、小さい波がありながらも、軽症の時期が続きます。そして「脱ステ」をはじめて時間が経つともに悪化の期間は短く、また弱くなっていくそうです。また、しばらくしての再悪化がある場合もあったりとしながら治癒に向かっていきます。

 

※「脱ステ」の場合は、ステロイド外用薬の副作用というのは蓄積されていきます。なので、徐々に使用量を減らすといったやり方は理にかなっていません。即時中止といったやり方をしていってください。

「脱ステ」に踏み切ると、日常生活が成り立たなくなることも・・

少なくても数カ月、上記のようなリバウンド症状に苦しむことになるとすると、学校や職場に行けなくなったり、場合によっては療養のための入院が必要になるケースもあるといいます。

そうなると、周囲の理解や協力、そして十分な休息をとれる環境が必要になってきますね。

また乳幼児の場合は、お母さんにかかる精神的な負担がとても大きくなります。皮膚炎は目に見えてわかるものなので、小さいうちは小児科医や保健師さんから指摘されてしまうことあるかもしれません。周囲の人からもいろいろと聞かれてしまうことも多くなるでしょう。

でも、負けないでほしいな。と思います。小さいうちの方が治りは早いです。「脱ステ」でのリバウンドはあっても、「脱ステ」が結果的にアトピー症状を悪くしてしまうことはありません。ぜひ、自分の選択を信じ、貫いていってほしいな。と思います。またそういった場合でも、理解のあるお医者さんによるサポートがあると、全然心持ちが変わってきますよね。

「脱ステ」をサポートしてくれる医師の存在

お医者さんによっては「脱ステ」に対しての理解が全くなく、逆に否定してくる人もいるでしょう。そういったお医者さんからは離れましょうね。

お医者さんじゃなくてもいいと思います。栄養療法や自然療法に詳しい方や、そういった情報に精通している方ですよね。そして、自分自身と気が合う方。そういった人とつながれているだけで、メンタル面がとても安定していきます。

そういった方を、お近くに探していってみてくださいね。

「脱ステ」に迷っているあなたへ

こうなった原因は何でしょうか?

私も、気付いたら息子を「ステロイド依存症」にしてしまっていました。(「脱ステ」体験談ステロイド外用剤を使わない対処法

知らないがうえにやってきてしまったこと、そういう状況にしてしまったものは、もう仕方がないですよね。ただ、いま、そのことに気づけたのなら、そこから再スタートできるはずです。

「リバウンド」というマイナスからのスタートになってしまうかもしれませんが、その経験もすべて自分自身のチカラへと変えていけるはず。そして、同じような経験から、自分の新たな道を開いていっている仲間もたくさんいます。なので、ぜひ、周囲の重圧に負けないで、自分を信じてトライしていってくださいね。