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芯や根っこに栄養は詰まっている!
「ベジロス」活用法!
普段捨ててしまうここ ↓
捨ててしまうのはもったいない!
野菜の根っこや芯の部分は「生長点」と言って、そこから生命力が伸びていっている場所です。つまり、とてもエネルギーが詰まっている場所ということ。
そして外界との接点である皮の部分は、外界から身を護るためのエネルギーが蓄積されています。「フィトケミカル」もここにたくさんあります。
これらは捨てずに、できるだけいただきましょうね。細かく刻めば固さは気にならなくなります。
そして、これらを玉ねぎとともに炒め合わせて「ベジロスのもと」を作っておくと、それがいろいろな料理に活用できますよ! ~キーマカレー、コロッケ、ハンバーグ、麻婆豆腐 etc.
「ベジロスのもと」を作る!
玉ねぎ 1個 お好みの野菜 何でも(今回は、ごぼう、にんじんを入れました。) ベジロス しょうが 1片
1、

玉ねぎをみじん切りにします。その他の野菜もみじん切りにします。ベジロスも細かく刻んでください。しょうがも皮付きのままみじん切りです。
2、
鍋に油を垂らし、しょうがのみじん切りを入れ火をつけます。しょうがの香りがたってきたら、玉ねぎを入れて炒めます。
3、
玉ねぎが茶色く炒まってきたら、半分スペースをあけ、そこに油をしいてごぼうを炒めます。
4、
ごぼうをさっと炒めたら、その上に反対側で炒めていた玉ねぎをのせます。こうやってごぼうを蒸し焼きにしながら、また反対側の空いたスペースに油をしき、人参を炒めていきます。
そして、人参もさっと炒まったら、ごぼうの上にのっている玉ねぎを半分ゆずってのせてあげてください。
5、
これが、野菜が一番喜ぶ炒め方です。炒める順番は、「陰陽論」に出てきた「陽性」の強い順番です。「陰陽論」がわからないという方は、長い野菜順と覚えておくといいでしょう。
玉ねぎは、甘みを出すために最初に火にかけ、じっくり火を通します。その後は、長い順番になるので、今回は、ごぼう → 人参 → ベジロス ですね。
6、
最後にまたちょっとスペースをあけて、細かく刻んだベジロスを入れて炒め、最後に全体を混ぜていけば、「ベジロスもと」の完成です!
ベジロスたっぷりキーマカレー
ひき肉300g、 ベジロスのもと300g、 にんにく1片、 しょうが1片、 トマトピューレ 80g、 八丁味噌 大さじ1.5、 粗糖 大さじ1、 塩 少々、 水 150㏄(玉ねぎの皮のエキスや その他 だし汁でもOK)
(スパイス)
クミンシード、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリックパウダー、パプリカパウダー(※チリペッパーの代わり)
※スパイスについては、デトックス効果抜群の薬膳カレーの作り方・レシピ伝授! でご紹介しています。
※スパイスを揃えるのが大変‥ という方は、市販の「カレー粉」でも大丈夫です。
1、

鍋に油をしき火にかけ、「クミンシード」を入れます。クミンシードがパチパチ言ってきたら、にんにくとしょうがのすりおろし(みじん切りでもいい)を入れます。
2、
ひき肉を入れて炒めます。
3、
肉に火が通ったら「水」「ベジロスのもと」「トマトピューレ」を入れて煮込みます。
4、
味をつけます。「パウダースパイス」「八丁みそ」「粗糖」を入れて少し煮込みます。
5、
お皿に盛りつけて完成です! このときに、つけ合わせを彩り豊かにしていくよう心がけるだけで、自然に栄養素のバランスも良くなりますよ。
盛りつけはワンプレートがいいですね。同じ料理でも盛り付け方が変わるだけで、こんなに見た目の印象が変わってしまいます。↓
つけ合わせの副菜は、彩りが豊かになるように選んでいきましょう。今回は、さっと湯がいたほうれん草や白菜、軽く茹でたかぶとれんこん、お魚焼きグリルでさっと焼いた人参、生のパプリカをのせただけです。
※副菜に関しては 【 簡単「自然食」】~副菜の作り方~ を参照してくださいね。
※カレーにはコリアンダースパイスが入っているので、パクチーも合います。苦手じゃなければ、ぜひ のせてみてください。それだけでおしゃれ度が上がりますよ!
また、ごはんも「白いごはん」よりも「雑穀ごはん」の方が、見栄えが良くなると思いませんか? 「雑穀ごはん」にするだけで、見た目が良くなるだけじゃなく、栄養価も高くなりますよ!

そんなに難しくないわね! 切り方や盛り方で、全然おしゃれになるのね!
ベジロスコロッケ
じゃがいも 4個 ベジロスのもと 200g お好みで乾燥ハーブ
(衣)小麦粉or米粉 長芋 パン粉、 揚げ油
1、

蒸かしたじゃがいもに「ベジロスのもと」を加えて混ぜ合わせていきます。
ここでひと工夫! 彩りで考えたときに「緑色」がないので、乾燥ハープなどを一緒に混ぜ込んでしまうといいですね。彩り+ 栄養素 がプラスされます!
2、
丸めて衣をつけます。
つなぎは「卵」じゃなくても「すりおろした長芋」や「水溶き粉(小麦粉でも米粉でも)」で代用することもできます。衣も「米粉フレーク」といったものもあります。※これなら、食物アレルギーっ子でも食べられますよね。
3、
揚げて完成です。
油の量を減らしたければ、フライパンに油を2~3㎝ひいて揚げ焼きにしてもいいですよね。種類的には「ごま油」や「なたね油」が揚げ物向きです。
また、油は「遺伝子組み換え作物」が多く使われているという現状があります。選び方には十分に注意していきましょう。(→ 詳しくは 【 食材選びのポイント 】油脂・ソース・トマト加工品・ドレッシング他・だし 参照。)
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おいしそー! 食べたーい♪
※その他にも、「ベジロス」ハンバーグ・麻婆豆腐 も作れますよ!