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女性(腕組み)

「アトピー」って、世界的に見ると、日本は多い方なのかしら・・?

世界的に見た「アトピー」は?

世界のアトピー率

「アトピーは、世界的にはどうなのかな・・?」と見ていくと、やはり「先進国」に多いですね。特に「北ヨーロッパ」は多いようです。今後「約20%がアトピーになる」とも言われているくらいなのだとか。

女性(ショック.)

「5人に1人がアトピー」ってこと!? それは大変ね・・

その他、南ヨーロッパやオーストラリアも多いようです。また、インドも急増中だといいます。日本も、年々増加傾向にあり「15%以下」と言われているので、他の先進国と同じくらいですね。

そして、東南アジアなどの「発展途上国」と言われる国には、やはり、あまりみられないようです。

なぜか?

一つは「生活習慣」です。やはり、自然のリズムから離れれば離れるほど、アトピー要因が多くなってしまいます。

もう一つは「清潔にしすぎること」でしょうね。アトピー治療の考え方に「脱ステ、脱保湿、脱風呂」というものがありますが、体を洗いすぎることで、本来もっている体のバリア機能を奪ってしまい「アトピー性皮膚炎」を誘発しているとも言われています。注意していきましょうね。

世界のアトピー治療

こちらも、先進国どうし「アトピー治療には大差はない!」と言われます。ただ、日本はちょっとステロイドに頼りすぎている傾向はあります。他国は「ステロイドは選択肢の一つ」といった位置づけですが、日本は「ステロイドが第一の選択肢」となっています。

ちょっと注意したいクスリ

ここでちょっと注意しておきたいクスリがあります。他国でメジャーになってきているという「シクロスポリン」という内服薬です。

これは免疫抑制薬ですね。副作用が重篤になる不安があるとして、現時点では日本では認可されていないものですが、今後、日本でも使われるようになっていくと言われています。しかし、重篤になると言われるその副作用が・・

腎障害 肝障害 中枢神経系障害 神経ベーチェット病症状 感染症 急性膵炎 血栓性微小血管障害 溶血性貧血 血小板減少 横紋筋融解症 リンパ腫 リンパ増殖性疾患 悪性腫瘍 etc.

と、とても大変なものばかりです。「クスリで免疫を抑える」ということは「他にさまざまな弊害がでる」ということでもあります。「まずはクスリ!」となってしまう感覚を、別に向けていけるようがいいかもしれませんね。

女性(腕組み)

たしかに。「脱ステ」でのリバウンドって大変なんだけど、そのあとがラクだったわ。クスリにずっと頼らなければいけない方が大変よね・・


日本と他国の医療の在り方の違い

男の子(虫眼鏡)

そういえば、日本って、「何かあると すぐにお医者さん!」だよね。他の国は違うのに。なんでなんだろう・・?

日本人はクスリ好き!

日本人の平均受診回数

これは、一人あたりの年間の受診日数を表したグラフです。日本人は飛びぬけて多いですよね。この背景には、日本の医療の良さである「国民皆保険」があります。

これは、国民みんなが医療費を支えるシステムであり、現状、日本では「個人負担1割」で医療機関にかかることができますよね。こういった医療システムは、世界的にみてもとても評価が高いものです。

各国の「医療保険制度」

* 日本のような「社会保険モデル」は、他にも、ドイツ、フランス、オランダなど。
* 医療が国営である「国営医療モデル」は、イギリス、カナダ、スウェーデンなど。
* 民間の保険に入りたい人が入る「市場モデル」が、アメリカなど。

特にアメリカは、「お金持ちしか保険に入れない!」「医療格差がある!」と言われますよね。私たちが、当たり前に医療機関にかかれるのは、本当はとてもありがたいことなのです。

女性(腕組み)

そうよね。よくテレビで「重篤な病気なのに、お金がなくてお医者さんに行けない!」なんて人を目にするものね・・


しかし、そういう「いつでも行ける安心感」の反面、「行きすぎてしまう安易さ」が出てきてしまっているのです。

戦後60年で 医療費180倍になっている!

1955年から現在までで、人口が2倍弱に増えているのに対して、医療費は180倍に増えているそうですよ。知っていましたか?

女性(頭をおさえる)

そうなの! 知らなかったわ・・

こんなにも、現代では「医療」にお金がかけられているのです。そしてそれらの負担がどこから出ているかというと、税金です。やはりいま一度、無意識のうちに当たり前化している「医療」や「クスリ」のことを考えていかなければいけませんよね。

60年前以降は、「医療」や「クスリ」に頼る前に、家でできていた「手当て」や「食養生」がありました。急にそれができなくなった背景には何があるのか?「温故知新(故きを知り、新しきを温ねる)」で、私たち日本人の良さを呼び覚ますために何をしなければいけないのか? そんなところにも、意識を向けていきたいものですね。

日本は世界一「クスリ」を消費している国!

日本の人口は、世界の2%にみたないのに、世界のクスリの30~40%を、日本人が消費していると言われています。インフルエンザの特効薬である「タミフル」に関しては、世界の70%が日本人の消費だといいます。

男の子(ふーん)

それは、ちょっと多すぎない!?

ヨーロッパの方では、風邪で病院を受診すると、「家に帰って、寝てなさい!」と言われるそうですよ。でも日本は、風邪でも何でも、とりあえず受診する。→ クスリをもらえないと不満になる。→ クスリが処方される。→ クスリが当たり前になる。の繰り返しではないでしょうか? 身の回りの高齢者の方は、必ずといっていいほど、クスリ(常飲薬)を持っていたりしませんか?

女性(ショック.)

そうよね・・ それが当たり前のように思っていたけど、世界と比べるとおかしな「当たり前」なのね・・

日本の医療の在り方は 世界から遅れをとっている!?

ガンが増えているのは 日本だけ!

じつは、「ガンが増えているのは、日本だけ。」という事実もあるのです。いまや「日本人の2人に1人(「3人に2人」とも言われますよね‥)がガンになる!」なんて言われている時代ですが、世界的には、ガン患者は減少傾向にあるのです!

では、問題は、「現代社会の在り方」よりも、「日本社会の在り方」や「日本の医療の在り方」にあると考えられますよね。ここで「世界の医療の在り方」を見ていってみると、世界的には、1990年頃を境に「西洋医学中心」→「代替・補完医療中心」に切り替えられているのがわかります。

< さまざまな医療の在り方 >

西洋医学
治療の三本柱が、「薬剤」「手術」「放射線」です。・・日本での一般的な医療ですよね。

代替医療(だいたいいりょう)
「一般的な医療の代わりに用いられる医療」と説明されています。・・日本だと「漢方」がそれにあたります。その他「がん遺伝子治療」「免疫治療」「食事療法」「オゾン療法」なども含まれます。

補完医療(ほかんいりょう)
「一般的な医療を補なう医療」と説明されています。・・日本だと「鍼灸」がそれにあたります。その他「薬草」「アロマセラピー」「瞑想」「ヨガ」なども入るそうです。


この「代替・補完医療」が、日本では聞きなれない言葉ですが、世界的には当たり前となっている医療の在り方なのです。これが、世界からみて日本は20年くらい遅れていると言われています。

世界との違いから見えてくるもの

こうやって、世界と比べてみると、「私たちの在り方」がそのまま「体」や「病気」に反映されていることに気づかされますよね。日本人は、本来すごくいい民族ですが、戦後~何かが崩れてしまっています・・

いま、盛んに言われるようになった「食生活の見直し」や「生活習慣の見直し」。それだけで、もっと病気もクスリも減らしていけるはずです。そこに使われていっている税金ももっと国民一人一人のためのものに変えていけるはずです。まずは、自分の「いま」を、よくよく客観視してみましょうね。