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女性(腕組み)

不妊で悩んでいるお友達が結構いるのよね・・ なんでこんなにも「不妊症」って増えちゃっているのかしら・・?

「不妊症」の背景にある問題とは

私たちのホルモンシステムを狂わせる「環境ホルモン」・・

男の子(虫眼鏡)

「環境ホルモン」ってなーに?

アポプカ湖のワニ

ワニの話を聞いたことがあるでしょうか?

アメリカのフロリダ州にあるアポプカ湖という湖。ここにはたくさんのワニが生息していました。しかし、そのワニが急激に減少してしまったという事象がおきたのです。そこで、調査が行われました。

調査でわかったこと

【 卵 】 すでに死んでいる卵や無精卵が多くふ化しない状態‥ ふ化しても幼ワニの死亡率がすごく高いのだとか‥

【 ホルモン 】 ワニのホルモンを調べたところ、バランスがだいぶ崩れていたそう‥ なんと、メスの女性ホルモンは2倍に、オスの男性ホルモンは1/3になっていたといいます。そのため、オスが「脱オス化」して、生殖器も委縮してしまっている状態だったのだとか。

なぜ、このような事態に?

この湖の周辺は、化学物質(有機塩素系農薬など)が多く使われている地域だったそうです。またそれに加えて、その農薬を作っている工場での大きな事故もあったそう。それにより大量の化学物質が放出されてしまったんですね‥ その後、大がかりな浄化対策は行われたといいますが、このようなことがおきてしまったのです‥

このように、体内で分泌されるホルモンをかく乱させる化学物質のことを「環境ホルモン」と言います。

女性(ショック.)

化学物質や農薬の影響でホルモンが正常に機能しなっちゃっての【 アポプカ湖のワニ 】ってことなのね・・

人間界でも同じことが起きていませんか?

* 精子の数が減って、不妊症がふえている・・
* 男性の弱体化・・
* 精神疾患がふえている・・
* アレルギーがふえている・・
* 知能の低下がみられている・・

女性(頭をおさえる)

一緒だわ・・

ワニのように急激な変化ではありませんが、私たち人間も、徐々に同じ方向に向かっていますよね‥ 子孫をつくっていけないということは、その先につながる未来がないというとこです‥

では、どうしたらいいのでしょうか?

まずは、私たちの体のこと、そして、この社会の中で、私たちがどのようにこの「環境ホルモン」の影響を受けてしまっているか見ていくことで、今できることを探していきましょうね。

私たちの体のこと

ここで、ちょっと興味深い「免疫とホルモンとアレルギー」の情報をみつけたのでご紹介します。

「免疫」と「ホルモン」と「アレルギー」の関係性

「免疫」と「アレルギー」

「免疫」とは、私たちの体の中を護ってくれている「おまわりさん」の働きのことを言います。その中でも指揮をとる司令塔が必要ですよね。それが、「Th1細胞」「Th2細胞」という細胞です。

男の子(虫眼鏡)

「司令塔」が2人いるの?

そう、「司令塔」2人いるんです。でも、そういう状態では、全体が上手く回らなくなってしまいますよね‥ そこで、この2人のバランス関係が重要になってきます。どちらかが前に立ち、どちらかが後ろに立つといったバランスをつくっていくことで全体が良く機能していくのです。

そのちょうどいいバランスというのが、「Th1細胞」の前で「Th2細胞」が後ろ、つまり、「Th1細胞」 「Th2細胞」という形です。

「アレルギー」は「免疫の過剰反応」

「アレルギー」というのは「免疫の過剰反応」のことです。つまり、この免疫細胞の司令塔が出すぎてしまっている状態とも言えます。「おまわりさん」が悪くもない人を捕まえてしまっている「誤認逮捕」状態ですね。

そこで、この2人のバランス関係が重要になってきます。どういうことかというと、前に立ち、みんなをひっぱっていく存在(「Th1細胞」)と、後ろに立ち、全体を見たり、「Th1細胞」の度が過ぎてしまいそうな時にストップをかけたりする存在(「Th2細胞」)がいて初めて、そのチームは上手く機能していくということです。

そのバランスが崩れてしまって、全体が上手く回っていない状態が「アレルギー」という状態になっていると考えてください。

ただ、この2人のバランスは、年齢や体の状態によっても、いろいろと変化していっています。・・たまに前後逆になったりとか、・・たまに2グループに分かれたりするので、それぞれに先導したりとか、といった感じになっているのです。

男の子(ふーん)

学校の先生の、担任・副担任みたいな感じなんだね!

妊婦さんの場合

例えば、妊娠するとこの2人のバランス逆転します。「胎児」というのは、半分は父親の遺伝子なので、母親の免疫はこれを「異物」と判断して、攻撃しようとしてしまいます。でも、それじゃ困るでしょ。なので、この司令塔の2人は前後逆転して「アレルギー反応」を強め、赤ちゃんが攻撃されないように護るのだそうです。

このときの状態が 「Th1細胞」「Th2細胞」 です。

そして、そんな状態で生まれた赤ちゃんも ↑ の状態。それが、さまざまな抗原にふれることで、赤ちゃんの中の「Th1細胞」と「Th2細胞」がいろんなことを学んでいきながら、お互いの立ち位置やバランスを整えいきます。徐々に 「Th1細胞」「Th2細胞」 の構図に戻っていくということですね。その戻りが悪いのが「アレルギーっ子」となるのだそうです。

現代社会の清潔志向は、そんなふうに赤ちゃん自身がつくっていく免疫バランスを崩してしまっています‥ 本来は、ばい菌に触れることによって、「これはばい菌だな!」と認識して、次から入れないようにしていくというシステムを創っていくのですが、そのばい菌に触れる機会を、大人が奪ってしまっているようなかたちになっているのです‥

女性(頭をおさえる)

そっかぁ。「しすぎること」で逆に悪影響になってしまうことがもあるのね‥

「ホルモン」と「アレルギー」

化学物質(「環境ホルモン」)の影響

その戻りを悪くする原因の一つに、大人が過剰に清潔にしてしまうこともあげらます。また別の要因として、今回出てきた「環境ホルモン」もあげられるのです。

この「環境ホルモン」は、「Th細胞」の働きをジャマします。科学会では、もう、具体的に「この化学物質が、これに悪い。」とわかっている部分も多くあるようです。でも実際には、私たちそれを見てもわからないし、だからどうすればいいのか? もわからないのが現状ですよね‥

なので、まずは「環境ホルモン」と私たちの体との関係性を理解していってください。そして、その上で化学物質をできる限り避けていく努力をしていきましょう。

ホルモン系の食べ物には注意していこう!

ここで特に意識を向けた方がいいのは「ホルモン系の食べ物」です。「卵」「乳製品」「肉(とくに牛肉)」ですね。これらには、女性ホルモンが多く含まれていると言われます。

「環境ホルモン」ではありませんが、こういった食べ物から摂取していく「ホルモン」も、外的なものなので、私たちの体の内部で作られるホルモンをかく乱させていく可能性があるといいます。食べすぎないように注意していきましょう。

よくよく考えると、「乳製品」「卵」は、食物アレルギーのアレルゲンのトップ2ですよね。「牛肉」は、ペットの食物アレルギーの一番トップです。外的なホルモンによって、免疫バランスが崩れ、アレルギーの要因になっているのでしょうね。ここで「ホルモン」と「アレルギー」の関係性も見えてきましたね。

女性(頭をおさえる)

「不妊症」だけ、「アレルギー」だけ、じゃないのね・・ みんなつながっているんだわ。

各発達段階における「免疫」や「ホルモン」の状態

赤ちゃん期

生後3か月までに、環境や食べ物、環境中の微生物、腸内細菌の影響をうけて、免疫発達の方向性が決まる。と言われています。「除菌」よりも「良い菌をふやし、環境中や食品中の化学物質に注意していくこと」が大切です。

小児期

そういうホルモンの影響が「アレルギー」という形で出たり消えたりするそうです。

思春期

成長ホルモンや性ホルモンの成長が著しい時期。この時期になると、小さいときに食べたホルモン系の食べ物などの「外的ホルモン」の影響が、「私たちの体から分泌されるホルモンのバランス」に現れてくるそうです。

男性は、この思春期にホルモンバランスが激しく前後しながら、最終的に性ホルモンが強くなるといいます。その状態は、「Th1細胞」「Th2細胞」という状態です。なので、アレルギー症状は抑えられることが多いようですね。

しかし、食物中に含まれる女性ホルモンが影響して、著しく発達・変化していくホルモンバランスが揺さぶられてしまうことにより、女性化してしまう‥ ということもあるようです。

成人期

その後の成人期。男性の性ホルモンの分泌は、40歳ころまで続いて、そこからは低下していくそうです。なので、またその辺りから、バランスが崩れて、アレルギーが再発しやすくなるそうです。

現状

いま、思春期以降の成人では、「アレルギー性疾患」や「自己免疫疾患」は女性に多くみられ、対して「成人型アトピー性皮膚炎」は男性に多くみられるそうです。

そういう「外的なホルモン」の影響を、男性は、男性の中にある性ホルモンとの関係性の中から、女性は、女性の中にある性ホルモンとの関係性の中から、それぞれが、それぞれのかたちで表にでてきているということですよね。

「アポプカ湖のワニ」は私たち人間界に警告している!

体内から分泌される「正常なホルモン」は、必要なときに、必要な量だけ分泌されます。でも「環境ホルモン」などの外的なホルモンは、必要がなくなってもなくならずに、必要以上に入ってくるのです‥

冒頭の「アポプカ湖のワニ」たちは警告してくれています。私たちは、これを、きちんとみて考えていかなければならないのでしょうね。