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女性(ショック.)

「ファストファッション」の裏側がひどいらしいの‥

「 ザ・トゥルーコスト ~ファストファッション 真の代償~ 」という映画

「 ザ・トゥルーコスト ~ファストファッション 真の代償~ 」という映画をご紹介します。

こちらは、その名のとおり「衣類産業のうしろにある、さまざまな問題」を取りあげたドキュメンタリー映画です。「トゥルーコスト」=本当(真)の代償は何なのか? というのがテーマとなっています。

【 衣類 】というものに対して、「どういうふうに作られているのかな?」とは、あんまり想像しないですよね。最近では「ファストファッション」という安さを売りにしたものが増えているのもあり、「いかに安く、流行にのっているものを買うか?」としか考えないのではないでしょうか。

でも、その「ファストファッションの作られ方」や「安さの理由」というのを目の当たりにしたときに、すごい衝撃を受けてしまいます。この映画には、そんな衣類生産の裏側での衝撃的な数々が紹介されていましたので、いくつかご紹介しますね。

遺伝子組み換えコットン

「遺伝子組み換え作物」とは、「人間が、人間の都合のいいように作り出した作物」のことを言います。そして、そこで一番に優先されるのは、やはり「作り出した企業の利益」なのです。

「遺伝子組み換え作物」によって進んでいくあれこれ・・ これは、計り知れないくらい、いろいろなものを破壊していきます。

自然を壊していく

「遺伝子組み換え作物」というのは、農薬や除草剤とセットになります。それらを大量に畑にまき続けなければいけなくなるのです。

人の人生までも・・

最初は「安くて手間が省ける」と強調され、遺伝子組み換えの苗と農薬や除草剤がセットで売られるのだそうです。しかしそれらは、他に代替えが利かなくなっていきます。農薬や除草剤を大量にかけた土地は、もうそれを使い続ける以外の選択肢を持たなくもなるのです。

そこで企業はどうでるか? ・・価格を上げていくのだそうです。

農家は、止めたくても、止められない状況に陥ります‥ そのうち、借金をして買うようになる‥ それでもお金を払いきれずに、土地を取りあげられることもあるそうです。そんな状況下で「自らその農薬を飲み、命を絶つ‥」という選択をする人も多いといいます。そういうことが、ここ十数年で、とてつもない数、おきているのだそうです‥

女性(頭をおさえる)

そんなのおかしいわ‥

発展途上国に強いている負担

他にも、「生産」の場に目を向けると、そのほとんどが発展途上国に委託されています。
「バングラディッシュ」や「カンボジア」などですね。

・・その現状がひどいのです。

「ファストファッション」では、低価格を売りにしています。つまり、企業は、より安いコストで生産してくれるところに受注するのです。そして「もっと安く! もっと安く!!」と生産コストをさらに下げるように要求してくるといいます。

そこで、一番の犠牲になるのは、やはり「労働者」です。彼らがとても過酷な条件下で働くことで、その負担を強いているのです。しかし、その労働環境があまりにも過酷すぎるため、労働者も雇用者に要求をあげていくようになります。

すると、雇用者は、そのうちに労働者の話すら聞かないという態度になっていくそうです。そして、働く環境は悪化の一途をたどり、建物の老朽や異常も無視されるようになります。そこで起きる大きな建物の破壊事故・・

何百人もが犠牲になるような、そんな大きな事故が、今までに数件も起きているのだそうです‥

女性(頭をおさえる)

そんな・・「安さ」を求めるがゆえに、たくさんの命が犠牲になっているなんて‥

そんな状況下で、労働組合をつくって、雇用者に要求をあげている女性が、映画の中で言っていた言葉・・「私たちは、血でできた衣類を着てほしくないんです!」

女性(ショック.)

そんな・・ 「血でできた衣類」だなんて・・

でもこれは、いま、私たちの見えないところで、実際に起きていることなのです・・

その他、まだまだたくさんの「真実」が詰まっていたこの映画。ぜひ、機会があったら、観てみてください。それぞれにいろんなことを感じ得れると思います。

衣類を選ぶときには

何にでも「story」がある

story がみえる関係性

ある人が言っていました。「 story を共有していけると素敵だよね。」と。

「その「衣類」が作られるまでの story と、私の story が一緒になる。そういう【 みえる関係性 】や【 つながり 】というのを大切にしていきたい。」と。

男の子(ふーん)

ママも、同じこと言ってた!

使い捨てされたあとの story ・・

でも、衣類というのはなかなか難しいですよね。綿を栽培し、糸にし、布にし、衣類にする。いまの時代、それらはすべて分業となり切り離されているのです。だから「見えない部分」がどんどん多くなってしまう・・

そして、いまは、安さを売りにして、まるで消耗品のように扱われる衣類・・ 消耗品のように、すぐに使いすてられた衣類がどこにいっているのか、知っているでしょうか?

発展途上国に送られた古着の山・・ それらは、その国の「衣類生産」というマーケティングの機会を奪ってしまいます。そして残った古着は、ゴミの山なり、有害ガスを発生させながら、200年もの歳月、そこに放置されることになるのだそうです。

これも、いま実際に起きている現実なのです。

その物のもつ story を大切にしていく

衣類を購入するときには、ぜひ、想像してみましょう。「その衣類が、どんな story を経て ここにあるのか?」を。

「ファストファッション」がすべて悪いわけではないと思います。私たちも、それらを求め、購入しているからこそ、それらの業界が伸びているのも事実です。経済が発展した現代では、衣類生産の工業化も仕方がないですよね。

でも、いま現在 その背景で起きていること、

たくさんの人の血や涙・・ 
届くことのない悲しみ・・
破壊されていく自然や人々・・

そこにも、きちんと目を向けなければいけないのではないでしょうか?

だからこそ、衣類に限らず、「 いまある物を大切にしていくこと。」「 その物のもつ story を大切にしていくこと。」を、ぜひ、実践していってみましょう。

女性(腕組み)

そうよね。 まずは、「いまある物を大切にしていくこと」から始めてみるわ。