Pocket

この記事は約 7 分で読めます。

女性(ポイント)

「藍染め」って、アトピーにいいらしいの。
薬用効果がすごくあるんですって!

アトピーと衣類

子どもに「アトピー性の皮膚炎」があると、衣類にも反応することがありますよね。

アトピー肌は、本来の皮膚機能が低下しバリアが弱くなっている状態なので、さまざまな刺激を直に受けてしまいます。「衣類」というのは、直接、肌にふれるものであり、そして、ずっと肌にふれ続けているものですよね。なので、「バリアが弱くなっている肌」にとっては、相当な刺激となっていくようです。

では、「アトピーにもいい衣類」とは、どういった物なのでしょうか?

化学繊維の刺激

衣類製造の現場では‥

先日、衣類をつくる立場の方に少しお話を伺う機会がありました。「衣類製造」の現場というのは、労働条件も厳しい上に、化学繊維の刺激もあり、本当に大変なのだそうです。

仕事として、毎日たくさんの「化学繊維」に触れ続けていると、体の油分が奪われ、体調不良になることも多いのだとか。また、それらにはほこりがたくさん付くので、それにより目を傷めてしまうこともあるといいます。

普段、あまり「化学繊維」というものに意識は向きませんが、長時間触れている人にこのような症状が現れるということは、アトピー肌への刺激もかなりのものなのでしょうね。

繊維の種類や加工

【繊維】には、「 化学繊維( ポリエステルとか レーヨンとか )」と「 天然のもの( 綿とか リネンとか )」とがあります。また、さまざまな加工(「はっ水加工」とか 「ボンディング加工」とか )がされているものも多いです。

「化学繊維のもの」は、いまは「当たり前」になっているので、特別肌が敏感でなければ、普段着ていても何も感じないですよね。でも、「天然のもの」を身につけてみたときに、初めて、その【 心地よさ 】というのを実感する人は多いようです。

女性(ポイント)

そうなの!「天然のもの」って、着ていて、心地いいのよね。

からだにやさしい天然素材

ヘンプ( 麻 )

ヘンプとは、「麻」の一種です。

<「ヘンプ」と「リネン」>

よく見かける「リネン」というのも「麻」の一種です。しかし「ヘンプ」とは種類が異なるので、機能性なども若干変わってくるそうです。日本で古来から利用されている「麻」は「=ヘンプ」と考えていくといいでしょう。


この「ヘンプ」は、すべての部位を有効的に使える、とても「エシカル」な素材なのです!
(※「エシカル」というのは「環境保全や社会貢献」という意味合いで使われる言葉です。)

例えば、茎の繊維部分は、衣料や紙などの原料となり、茎の芯の部分は、建築材料になります。そして種は、油や食品、化粧水などに利用されます。その他、穂も医療品になったり、根は土壌改良に役立つと言われます。まさに、地球にやさしい植物なのです。

 ヘンプ素材の機能性

「吸水性」「速乾性」にすぐれ、「抗菌性」もあり「消臭性」もあります。
また、「強力性」もあり、「UVカット性」もあります。


さらに麻は、栽培もしやすいのだとか。害虫に強いので、農薬や化学肥料を必要とせず、雑草よりも早く育つので、除草剤もいらないといいます。輪作といって、同じ畑にいくつかの作物を年サイクルで回していくのにも向いていて、根っこが土壌の改良もしてくれる。そして、どんな土地でも育つといいます。

そんな、地球にもからだにもやさしい「ヘンプ」!・・着てみたくなりますよね。ただ、やはり綿や化学維繊のものに比べて、値段は高くなってしまいます。でも「10着のうちの1着をヘンプにしてみる。」・・それもアリかもしれませんね。

竹繊維

こちらも、育ちが早く、農薬や化学肥料、除草剤を必要としないくらい とても力強いエネルギーをもった竹。そこから作られる繊維もあります。

※ ただ「竹繊維」といっても2種類あって、「天然のままのもの」と「竹を原料につくられる化学的なもの」とがあります。ここでは「天然のままのもの」でみていきましょう。

 竹繊維の機能性

「吸水性」「抗菌性」「消臭性」があります。
さらに「温熱性・保温性」もあり、なんと「静電気の除去効果」もあるそうです。

繊維別にみた静電気の高さは、
レーヨン > コットン(綿) > ヘンプ > 竹繊維  なのだとか。


「静電気」は「皮膚病」を引きおこす原因ともなると言います。気をつけたいところですね。ぜひ、この「竹パワー」を活用していきましょう!

こちらも、やはり値段は高くなってしまいますが、毎日洗濯する必要もなく、1着あるだけでとても重宝すると言います。肌との接触が多い下着などで、利用していけるといいですよね。

「藍染め」で抗菌力アップ!

薬用成分の多い「藍」

藍の葉は、たくさんの薬用成分をもっています。
「抗酸化性」「抗炎症性」「抗菌性」「抗がん性」「抗アレルギー性」など。

女性(笑顔)

すごいわ! ほんとに「アトピー」に良さそう!

昔から愛用されている「藍染め」

昔のお侍さんも「藍染め」を着ていたそうです。藍の「抗酸化性」「抗炎症性」「抗菌性」を、切られた傷口の癒しに活用するためだったのだとか。

また「藍染め」は、「冷え性」「あせも」「肌荒れ」にも効果的なため、昔から広く活用されていたとも言います。また、染めていた部分だけが虫に喰われなかったなんてこともあったのだとか。「防虫効果」ですよね。

さらには、解毒や鎮痛作用があるとして、漢方薬として使われていた時代もあると聞きます。

ジャパンブルー

【 日本の藍染め と 他国の藍染め のちがい 】
・・それは、発酵させるか、させないか、なのだそうです!

日本の藍染液の原料は「藍の葉を発酵させたもの」なのです。発酵させることで、酵素の力がはたらき、あの独特の色合いが出るのだとか。そして微生物のチカラが働いているので、効能がさらにアップするとも言います。

男の子(ふーん)

ここでも「微生物のチカラ」なんだね!

くせになる着心地

実際に、「藍染めを着たら、あせもやアレルギーの痒みが治まった!」という人や、「下着を染めたら、もう他のものが着られなくなった!」なんていう人もいるそうですよ。

他にもあるいろんな「草木染め」

「ビワの葉」も、アトピーにいい成分をたくさん含んでいることで有名です。
「ビワの葉染め」もピンク色になり綺麗ですね。そして着心地も抜群です!

その他にも、「玉ねぎの葉染め」「茜染め」「ヨモギ染め」、「泥染め」なんていうのもあります。たまに「染め物体験」などをやっていたら、ぜひ参加してみるといいかもしれませんね。

【 自分の着る衣類を自分で染める 】それはとても楽しくて、また、衣類への愛着も湧き、そして何より「着心地の良さ」に魅了されます。

自然とのかかわりが薄れてしまった昨今。ちょっとした工夫で、毎日の着衣が楽しくなったり、自然の恵みに感謝できたり、「心地いいなー。」と思えたり。

だからこそ、「自然のもの」「天然のもの」を、上手に生活に取り入れていってみましょうね。