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女性(腕組み)

アトピーと重なって出てくる病気もあると言うわよね。どんなことに気をつけていったらいいのかしら‥

とびひ

「とびひ」とは、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といって、主に、乳幼児や小児がかかる「細菌性の感染症」です。

クスリ
こちらは「細菌性」なので「抗生剤」の塗り薬は効果がありますが、ステロイドの塗り薬は効果がないと言われています。

流行りやすい季節
夏場に多くみられ、かゆみを伴う水ぶくれができます。「強い伝染力」をもっているので、それを掻いた手で他をさわる感染ってしまいます。

アトピーとの関係性
アトピー肌は、バリアが低下している状態なので、感染りやすかったり、合併しやすかったりとします。

水いぼ

「水いぼ」は、伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言って、ウイルスによる感染でおこるものです。かゆみや痛みを伴うことはほとんどないと言います。また、単発よりも、複数でできることが多いようです。

感染力
感染力はそれほど強くはありませんが、皮膚が接触することやウイルスがついたタオル等を共有することでの感染があります。

治療の考え方
「人に感染するものだから、積極的に治療したほうがいい!」という考え方と、「自然に治るものなので、放置しておいてもよい!」という考え方があるそうです。ただ、自然治癒には時間がかかるので、幼稚園・保育園などの集団の生活の場に入ってる場合は、周囲に感染してしまう可能性が高いため、お医者さんに相談していくといいでしょう。

治療法
治療法としては、漢方(ヨクイニン)の飲み薬、消毒薬(イソジン等)を塗る、硝酸銀を塗る(患部を腐せて取り去る方法)、ピンセットで取り除くなどがあるそうです。

アトピーとの関係性
アトピー肌のようにバリアが低下している場合は、感染しやすくなります。

カポジ水痘様発疹症

「カポジ水痘様発疹症」とは、「単純性ヘルぺスウイルス」による皮膚の感染症です。「単純性ヘルペスウイルス」とは、口内炎のウイルスですね。口の中で感染すれば「口内炎」となり、皮膚で感染すれば「カポジ水痘様発疹症」となります。発症するほとんどは、アトピー性皮膚炎をもっている人だと言われています。

「単純性ヘルペスウイルス」

この「単純性ヘルペスウイルス」というもの、昔は、日本人の9割が保有していると言われていました。と言っても、免疫力が低下することにより感染するだけで、普段は特に問題ないのです。

女性(ポイント)

疲れたときに「口内炎」ができるのは、「免疫が低下して、このウイルスに感染している」っていうことなのね。

ところが、現代の核家族化や清潔志向により、いまの10代の保有率は2割以下になっていると聞きます。幼少期に感染していないと、ウイルス抗体ができないので、大人になってからの感染で重度化するケースも多いそうです。

男の子(虫眼鏡)

「きれいにしすぎる」ことも、よくないんだね!


ステロイド外用薬は禁忌
こちらは、免疫の低下が原因と考えられているので、免疫を低下させる「ステロイド外用薬」は禁忌とされています。アトピー性皮膚炎にはステロイド外用薬が使われることが多いので、悪化の原因となってしまいます。注意していきましょう。

治療法
治療法としては、抗ウイルス薬の内服など。また、かゆみには抗ヒスタミン薬がつかわれます。適切な治療がなされれば、意外と早く治ると言われます。

しかし、かゆみをともなう湿疹を慢性的に繰り返し、すぐにただれて痛くなり、リンパ節がはれたり、発熱などがみられたりすることもあるそうです。広範囲に水ぶくれができるなどひどい場合は、入院し点滴治療となることもあるのだとか。

感染源
タオルなどを介しウイルスと接触すると感染します。また唾液感染もあると言います。

眼病(白内障や網膜剥離)

「アトピー性の白内障」や「網膜剥離」があります。

これは、目の周辺の皮膚炎がかゆくなることで、目をこすったり、叩いたりしてしまうことが原因でおきると考えられています。また、ステロイド内服薬や外用剤の影響も指摘されているとも聞きます。

アトピー性白内障

アトピー重症患者の3割に目に合併症がおこるといわれ、そのうち1割が白内障だといいます。

症状
視力の低下、目のかすみ、光がまぶしい、暗い場所で見えにくい、霧がかったようにぼやける、2重3重にみえるなど。

対処法
思春期をすぎても、目の周りの湿疹がひどい場合は、自覚症状がなくても、眼科を受診し定期的な検査をしていった方がいいと言います。

アトピー網膜剥離

症状
視野の中心がみえにくくなり、視力が大きく低下するといいます。

対処法
自覚症状は乏しいようですが、すすやゴミのような邪魔者がみえる「飛蚊症」が悪化する場合、また白内障を合併している場合は、早めに眼科を受診した方がいいようです。

光線過敏症(日光アレルギー)

「光線過敏症」とは、「日光アレルギー」とも言われ、紫外線などが原因で、皮膚が赤くなったり発疹ができたりするものです。膠原病との関係性がいわれていますが、アトピーにも時々みられるそうです。

女性(腕組み)

うちの子も一時的にあったのよ‥ アトピー肌は弱いから、紫外線の刺激も受けやすかったんでしょうね。でも、肌が強くなっていったら、大丈夫になっていったわ。

こういった場合は、塗り薬や日焼け止めなどのように直接肌に塗るものは避け、衣服(長袖衣類など)で対処しましょう。皮膚への刺激は最小限にし、皮膚を強くするための方法を模索していった方がいいですね。

< 適度な日光浴は大切 >

「紫外線は危険!」等の情報があると、極端にそれを避けてしまうような傾向になる場合がありますが、適度な日光浴は、ビタミンDを生産させるなど、人間が生きていく上でも必要不可欠なものです。

最近、骨の弱い子が多いのも、「紫外線」に対する極端な危険認知があるためだとも言われます。特にアトピー性皮膚炎の子には骨が弱い子が多いというデータもあります。骨を強くするためにはビタミンDが必要ですので、適度な日光浴はしていきましょう。