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女性(腕組み)

「ステロイド」って、どう向き合えばいいのか、むずかしいわよね‥

気づいたときには「ステロイド依存症」‥

皮膚炎に「ステロイド」‥

いまは、皮膚炎にステロイドが処方されるのも「当たり前に近い感覚」になってきていていますよね。自分も、子どもの湿疹に対してステロイドが入った軟膏を処方されても、何の疑問すら持たずに塗っていたように思います。しかし、そんなふうになんとなくやり過ごしていった結果、自分でも知らず知らずのうちに、子どもが「ステロイド依存症」になってしまっていました‥

少し、そんな体験談をご紹介します。

「お医者さん」という存在

いまの社会で育児をしていくときに頼りになるものは、「育児書」と「かかりつけの小児科医」と「ママさん友だち」・・「育児書にこう書いてあるから、こうしなきゃ!」とか、「周りのママさんたちがこうだったから!」とか、何か症状が出れば小児科に行ってクスリをもらって安心したり・・ ではないでしょうか。

自分もそうでした。1人目の時から、何かあるとお医者さんに行って不安を解消していたように思います。 未知の「子育て」という世界に対して、頼れるものは「育児書」と「先輩ママさん」と「お医者さん」と・・ でした。

そして、薬局の薬剤師さんもとても丁寧に説明をしてくれる方たちだったので、すごくお医者さんにも薬剤師さんにも信頼をおいていました。

乳児湿疹にも「ステロイド」・・

そんな中、2人目の子が、生後1カ月くらいで顔に湿疹が広がり、小児科デビューです。今思うと、何もしなくても自然に治る「乳児湿疹」だったのでしょうね。でも、何も知識がない自分は、「湿疹が何日も治らないから、とりあえず、お医者さんに診てもらわなきゃ。」という感じだったと思います。そして「こういう時はステロイドをかぶせるといいんだよー」とクスリを処方される。でも、そこに対しても、何の疑問も持っていなかったように思います。

しかし、子どもの肌の状態はあまり良くなく、クスリを塗れば湿疹はなくなるけれど、少しするとまた出てくる。そしてまたクスリで抑えるの繰り返しでした。そうしていくうちに、クスリも、どんどんとステロイドの強いものになっていっていました。

「ステロイド」への疑問

そんな中、たまたま、自分の通っていた接骨院の整復師さんに、子どもの肌の状態の悪さを気にしてもらい、「ステロイドの危険性」についての話と「ステロイドを使わない対処法」の話を聞かせもらいました。

「ステロイドは止めた方がいいのかなー」なんて思い始めていた時、

ちょうど、他の病気の経過報告で小児科にかかった際に「この湿疹は何ですか?」と聞いた自分に対してのお医者さんの返答が、「湿疹!? それはアトピーだ。いや、まだアトピーって言っちゃいけなんだ!」というものだったのです。

「アトピー」や「ぜんそく」というのは、一定期間その状態が継続して初めてその診断名がつけられます。なので、その経過を診ている段階では、お医者さんはそういった診断名を口にしないのです。

その時、初めて「アトピー」という言葉を聞き、「自分の子はアトピーだったんだ!」と初めて気づかされました。それまで、症状が出たらお医者さんにかかって「それにはこのクスリ」と処方されて塗っていって、無くなったらまたクスリをもらいに行って。と繰り返してきましたが、「根本にそういうものがあったんだな!」と初めて気づかされました。

そして、何となく自分の中に腑に落ちていかない感覚を覚えた‥ そこから「ステロイドを止めたい!」と思うようになりました。そして、とりあえず整復師さんに教えてもらった「ステロイドなしの対処法」を手探りながら始めていきました。

「脱ステ」

結局、「自分でも気づかないうちに「ステロイド依存症」になっていた‥」 そんな状況でした。「脱ステ」して初めて、アトピーが表面化してきたのです。リバウンドで、赤みの強い湿疹がどんどん出てくる。見かねてまたクスリを塗ってしまうも、「湿疹は毒出しだからクスリで抑えない方がいい!」と言われて後悔したり‥ とにかく、痒みに苦しむ上に、みんなに「どうしたの?」と言われることで気にしてしまっている我が子を見ているのが、とてもつらかったです。

そこから、無知だった自分への反省と、悔しさと、子どもへの申し訳なさとで、必死で情報をかき集めるようになりました。

女性(ショック.)

確かに。「子どものアトピー」って、「子どもへの申し訳のなさ」をすごく感じるのよね‥

「脱ステ体験」からの気づき

「伝えつながれていくもの」が欠けている・・

そんな中で気づいたこと。それが、俗にいう「おばあちゃんの知恵袋」的なものがなくなっていることが現状の悪化をまねいているのではないか? ということ。

いまの社会での情報源は「メディア」や「ネット」。あとは、身近な交流関係の中からや、何かあればお医者さん。といった感じですよね。

しかし、ネット情報は量が多すぎて整理ができないし、「スポンサーのついているメディア」や「お医者さんが処方するクスリ」には、そのうしろにお金が動いています。つまり、誰かの利益が優先される形になってしまっていることが多いということ‥

また、同世代の人との関わり(ママさん付き合い)なども大切ですが、それだけでは見えてこないものもあります。そこで重要なのは「次の世代、次の世代へと、先祖代々 伝えつながれてきた知恵」だったのではないかと思うようになりました。

そこには「誰が損とか得とか」というものさしはありません。私たちが生きていくために、上の世代の人たちが、次の世代の人たちを想い、伝えつないできてくれた「生活の知恵」や「生きるチカラ」なのです。

それがおざなりにされたり、伝えられなくなってきたりとしている現状がある・・

ゆえに、クスリを使わなくてもお母さんのちょっとした手当てで治るようなことにも、「クスリ、クスリ、」となってしまったり。育児経験のあるおばあちゃんやお母さんの温かい見守りの眼がないから、いろんなことが不安になってしまったり。情報がありすぎるから、何を信じればいいのかわからなくなってしまったり。という状況になってしまっているのではないかな。と思うのです。

「ステロイド」だって、昔はそんなクスリを使わずとも対処できていた。そもそもの「アトピー」のような病気すらなかったと言いますよね。ならば、そういった暮らし方に倣えばいい。でも、その根本にすら気づけていない社会。それが「いまの社会」なんですよね‥

女性(腕組み)

確かにそうかもしれないわね。

「サイテー」は「サイコー」に変えていける!

よくよく情報を集めて、考えてみて、思ったことは、「自然に逆らわない暮らし方をしていこう!」ということ。そして、それが自分と家族との生活を送る上での軸になっていきました。

そして、そういう軸をもって物事をみていくと、今までの自分のアンテナでは気づかなかったことに、たくさん気づいていきます。

人は、何か大変な問題に直面したときに、様々なことに気づいていきますよね。子どものアレルギーもそう、自身の大病もそう、大きな災害もそう。当たり前に生き、当たり前に暮らしていけている「いま」のありがたみは、それが「当たり前ではなくなったとき」に初めて気づかされるものです。

でも、それをきっかけに、自分の中に何かの「気づき」をもてたり、何か考える視点を広く持てるようになったら、その経験はとても意味のあるものになっていくのではないでしょうか。