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なぜ「白砂糖=麻薬」と言われるのか?

白砂糖=麻薬

と言われていることをご存じでしょうか? じつは「白砂糖」というのは、表面が削られ不自然に糖質がむき出しになっているために、私たちの体への吸収が早すぎてしまうのです。体にすぐに吸収されるものいったら「クスリ」や「麻薬」。つまり、白砂糖というのは、「クスリ」や「麻薬」と同じような状態になっているということ。

なので「白砂糖」を摂ることによって、気分がハイにはなりますが、それはクスリと同じで一定期間の効果です。そして、すぐに気分が沈み、また「白砂糖」が欲しくなる・・といった「依存性」につながっていってしまうのです。

また、白砂糖の摂取は体にとっての負担も大きくなります。私たちの体は、白砂糖の摂取によって急激に上がった血糖値を元に戻そうとします。結果、血糖値が急激に上下してしまうこととなり、特にホルモンを出す腎臓は疲労困ぱいしてしまうのです。すると、ドミノ倒しのように他の臓器にも負担が生じていくとになります。

また「白砂糖」は、空腹時にお腹に入った場合、胃の機能をマヒさせてしまうような効果もあるそうです。よく子どもが食前にジュースを飲んでご飯を食べなくなることがありませんか? これがまさしく「白砂糖」の影響です。

男の子(ふーん)

たしかに。ジュース飲むとお腹いっぱいになるし、甘いお菓子やケーキを食べると大きな声を出したり走り回ったりしたくなっちゃうかも!


私たちは普段どれくらいの「白砂糖」を食べているのか?

では、私たちは、普段どれくらいの量の「白砂糖」を摂取してるのでしょうか?

日本における「白砂糖」の現状

産業用の砂糖消費が多い日本

日本の場合は、砂糖消費量の割合が 【 家庭用 】2~3割、【 産業用 】7~8割 (※「産業用」というのは、「外食」「お菓子」「ジュース」「ジャム」「缶詰」などの加工品から摂る砂糖量のことですね。)となっています。つまり、ほとんどが加工されている(見えない状態)での摂取となっているのです。

女性(腕組み)

そっかぁ、見えないところで結構とっちゃってる可能性が高い、ってことなのね!

そうなんです。こんな写真を見たことはありますか?


( 参照:karapaia.livedoor.biz

コーラ1本にこんなに白砂糖が入っているんですよ! 角砂糖20個って、そう簡単に舐められる量じゃないですよね。でもこれが、飲料水だと飲めちゃんですよ。こんなふうに、私たちは、自覚のない範囲で、相当量の「白砂糖」を日々摂取しているのです。

「白砂糖」は世界的にも一番の消費量となっている!

世界一生産されている作物は「サトウキビ」!

また、世界での年間の作物生産量を見ていっても、

1位:サトウキビ ・・・ 12億9000万トン
2位:トウモロコシ ・・ 6億トン
3位:小麦 ・・・・・・ 5億7000万トン

と、砂糖の原料である「サトウキビ」はダントツの1位です。ちなみに2位の「トウモロコシ」も「異性化糖」という甘味料の原材料となっています。近年、トウモロコシが小麦を抜いて2位になったのも「異性化糖」の消費量が増えたためと言われています。

女性(ショック.)

生産がこれだけあるということは、それだけ消費しているってことよね・・


日本人の砂糖消費量はどれくらい?

日本人の年間の砂糖摂取量は、16.4㎏とか、18㎏とか、22㎏とかといったデータがあります。これを1日あたりで計算すると、45g~60gくらいとなります。

男の子(虫眼鏡)

それって、多いの? 少ないの?

日本で国が示している摂取基準をみてみると、「砂糖」という項目はないので、「炭水化物」に含まれるとしてみていくしかないのですが、そこでは、「炭水化物の摂取量は、総エレルギー消費量の50%~70%にすることが望ましい」となっています。

この場合の糖質をすべて「砂糖」で摂ったとして計算すると、1日あたり 50~70g になるといいます。いま現在の日本人の砂糖の平均摂取量が、1日あたり 45g~60g です。

女性(腕組み)

これじゃあ、主食の「ごはん」も「パン」も「お芋」も食べられなくなるわよね・・

しかし、世界的な砂糖の消費量でみていくと、日本人のこの砂糖摂取量は、決して多い方ではないといいます。ただ、砂糖消費量を見ていくときには、世界的な比較よりも、過去から現在までの消費の増え方を見ていく方がいいでしょうね。

「白砂糖」の消費量が激増している!

注目すべきは、「白砂糖」の消費量が、1900年~1965年までの65年間で、なんと、世界的に、1人当たりの消費量が3倍以上に増えているということ!

女性(頭をおさえる)

65年で3倍!! それは、ちょっと異常よね・・

そしてこれは、「白砂糖」に限ったことです。「(ミネラル分の残っている)茶色い砂糖 」に関しては、65年前とで消費量にそれほどの差はないと言います。

人間の体は、65年の間にそんなには変わりませんよね。急に精製された「白砂糖」を、体に負担なく消費できるようになるはずがありません。

なので、まずはそこを意識していき「白砂糖」の摂取量を控えていくことですよね。白砂糖を意識し摂取量を減らしていくだけで、体内に取り入れる糖質の量は相当量減らしていくとこができるはずです。


「砂糖断ち」のやり方

みんな大好きなスイーツやお菓子・・

・・ さぁ、どうしましょう?

意識すること!

まずは「甘いものに慣れてしまっている体を変えていく」ことが必要ですね。そのためには、まずは「加工品」に含まれている「砂糖」を意識してみましょう。

「糖質オフ」や「カロリーオフ」と表記されていても、そこには「人工甘味料」や「異性化糖」が入っています。お菓子の成分表示を見ると、たいていが「砂糖」が一番先に書かれています。(成分表示は、内容量の多い順に書かれるので、その加工品に一番多い量含まれているのが「白砂糖」であるということを意味します。)

その他、ケーキはもちろん、パンや、味付き調味料にも必ずといっていいほどに甘味料が入っています。ペットボトルのジュースなどは、その中に含まれている糖分を角砂糖に代えて舐めるとしたら、到底舐められる量ではありません。

こんなふうに「意識してみる」だけで「砂糖」という表示の多さに気づいていきます。そして「意識」が向くと、自然と減らすことが可能になっていきます。

女性(ポイント)

そうね。意識するだけで選ぶものって変わってくるものね。

味覚形成時期の子どもたちに甘いお菓子を常食させていませんか?

特に子どもの場合、0才~9才が味覚形成の時期であるため、この時期に、こういった白砂糖が多く含まれている市販品のお菓子を常食させてしまうと、味覚がきちんと形成されなくなってしまいます。

また、白砂糖には依存性があるので、子どものぐずりがひどくなり、→また与える、→またぐずる、→また与える の負のスパイラスに陥ってしまったり、、

その他にも、白砂糖は吸収が早すぎるために、落ち着きもなくなってしまいます。「うちの子多動でADHDと診断されたのよね、、」なんて言うおうちでも、砂糖を止めることにより嘘のように落ち着きを取り戻した、なんていう話もあるくらいなんですよ。

女性(腕組み)

そうなのね! じゃあ、子どもたちにあげる物には、特に、意識を向けていかないといけないわね。

「砂糖」の代替え品

あとは、調味料として使う「砂糖」の使い方です。むしろ、加工品などからたくさん摂取してしまっている現状があるので、「家に砂糖は置かない!」でもいいくらいですね。和食の味つけであれば「みりん」で十分です。

ただ、ヨーグルトにちょっと甘味料を加えたい、とか、ちょっとごま和えにするのにみりんじゃできない、なんていう場合もあります。そういった場合は、「オリゴ糖シロップ」「米あめ」「メープルシロップ」「はちみつ」などで代替えするといいかもしれません。

※参照:【 食材選びのポイント 】砂糖・はちみつ・メープルシロップ・米あめ

あとは、古来から伝わる甘いお茶があります。「らかんか茶」や「甘茶」といったものは、自然の甘み成分で、砂糖の代わりとしていくことができますので、砂糖代わりに使うことをすごくおススメします。

あとは、やはり100%避けることは難しいので、意識したうえで、ある程度は受け入れるくらいの心の余裕を持っていくことですね。

やっぱり、誕生日やクリスマスにはケーキを食べたくなりますもんね。普段のケーキや甘い物を常食していく習慣をやめていけば、特別な日のケーキまでやめる必要なないと思います。そこで、ちょっとこだわったオーガニックのケーキを買ってもいいし、もし苦じゃなかったら、手作りケーキを楽しんでもいいし。そこは、楽しみましょう。