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「玄米ごはん」を生活に取り入れる時に【 知っておいた方がいいポイント 】をお伝えするわね。~みなさんも、ぜひ、取り入れてみて。
Contents
玄米の選び方
まずは、「玄米選び」からですね。
玄米の「質」
玄米ごはんは、お米を丸ごといただくものなので、やはり、質にはこだわった方がいいでしょう。「質のいいお米」は、少し値段が高くなってしまいますが、たまに炊くものと思い、割り切るといいのではないでしょうか。
無農薬
やはり、一番気になるのは「農薬」や「化学物質」です。これらは、お米の「ぬかや胚芽の部分」にたくさんため込まれてしまっています。丸ごといただく「玄米ごはん」の場合は、それらも一緒に摂り込んでしまうことになるので、できる限り「無農薬」「無化学肥料」「土地などにこだわっているもの」を選んでいけるといいでしょう。
不純物
そして、玄米には「不純物(砂利やネズミの糞など)」が混ざり込んでいることもあると言います。いまは、白米が主流となっているため、「全体を精米するときに、不純物も取り除く」というシステムになっているのだそうです。そのため、白米のついでに玄米を販売しているような場合では、その工程が省かれたままになっており、不純物も入り込んだままになっているようです。やはり、「食用玄米」として販売しているものを購入したほうが安心でしょう。
発芽しない玄米もある!?
本来、玄米は種なので「発芽能力」をもっています。その【 生命力の強さ 】が、私たちのからだに摂り込まれたときに、多大なる生命力にとって代わるのです。
しかし、いまは、「発芽能力をもっていない玄米」が出回っているとも聞きます。これは、籾の乾燥のさせ方などが関わっているそうなのですが、実際のところ「浸水させてみないとわからない」ので、「発芽実験」をしてみるといいでしょう。「水につけて、数日放置する」‥それだけです。本来なら、胚芽部分から芽が伸びていくはずです。

何よりも、【 信頼できる農家さん 】をみつけることが、一番安心なのよね!
「発芽毒」
「発芽毒」って、聞いたことがありますか?
玄米も、自身の身を護るために「毒素」をもって食べられないようにしているのです。それを「発芽毒」と言います。玄米の場合は「フィチン酸」が有名ですね。
これは、浸水時間を十分に摂ることで、取り除いていくことができるそうです。「玄米」というのは、浸水させると、酵素などの力が働き、「あっ、自分も芽を出していいのかな!」というスイッチが入るのだとか。すると、敵から身を護ることよりも、芽を出していくことの方に力を注ぐようになる=「毒素」がなくなっていく のだそうです。
なので、玄米ごはんを炊こう!と思ったときには、「浸水」というのが重要になってきます。でも「浸水時間」に関しては、参考資料によってさまざまなんですよね‥

私は、最低でも「24時間」は浸水させるようにしているわ。
でも、「浸水時間が短いもの」を食べちゃったからといって、悪いわけではないのだと聞きます。「浸水させていない玄米」は、とても陽性が強い状態なのだそうです。なので、「からだの毒や害になるもの」だけではなく「からだにとって必要なミネラル分」まで、一緒に体外に排出してしまうのだとか。そのため、そういったものを食べ続けることにより、からだのミネラル分が減ってしまったり、さまざまな病気の原因になってしまったりするのだそうです。
むしろ、「からだの解毒」を集中してやりたいときには、「浸水させていない玄米」は、解毒作用が強くなりいいと言います。ただ、やはり、日常的に食するのであれば「浸水させたもの」の方がいいでしょう。
子どもと「玄米ごはん」
「体にいいもの!」は「子どもにも、あげていきたい!」と思いますよね。でも、「玄米ごはん」は「子どもと相性が悪い」とも言われます。食卓に出しても食べないようであれば、無理強いする必要はありません。
また、「玄米ごはん」を、「玄米 焼きおにぎり」や「玄米チャーハン」や「玄米ピザ」に加工すると、意外と食べたりもします。あまり「食べさせなければいけない!」と固く考えすぎずに、楽しく、気楽に取り入れられるといいですね。
【 子どもの食 】には、本当に悩まされるものです。
「うちの子は、あんまり食べなくて‥」「うちの子、偏食で‥」「ごはんの時間なのに、ふらふら遊んで、食べないの‥」等、いろいろな「子どもの食」に関する悩みを聞きますが、【「子ども」というのは、とても本能に準じた生き物 】なので、「食」も同様 ‥「本能に準じている」と言われます。なので、本来は、子どもの食に対しては「どうこうしよう‥」と思わなくてもいいのです。
ただ、気をつけた方がいいのは【「砂糖」や「添加物」】
「砂糖」には【依存性】があるので、際限なく欲するようになってしまいます。そして「砂糖」の過剰摂取は、からだにとっての負担がとても大きくなります。また、落ち着きもなくなりますね。そして「添加物」等の化学物質は、脳へストレートに入っていくと言います。まだ未熟な子どもの脳は、それにより多大なるダメージを受けてしまうことにもなるのです。
なので、【「砂糖」や「添加物」を摂りすぎないようにしていく 】という基盤を整えてあげれば、それだけでいいのです。あとは、子どもは、お腹がすけば食べるし、自分のからだが欲していれば食べます。一定のものばかり食べて「偏食」に見えても、ごはんの時間なのに食べなくても、それは、本人のからだが欲しているかどうか?で自己判断しているわけなので、あまり親が気にする必要はないでしょう。
「比べてみよう!「玄米菜食」と「糖質制限」~「食事療法」のいろいろ」で紹介しているように、人にはそれぞれ、自分のからだに合った【 食の在り方 】というものがあります。また、その時々で「からだに必要なもの」というのは、随時変化していきます。
また「陰陽の法則」というものありました。「子どもは陽性」-「玄米ごはんも陽性」‥【 陽性同士は反発し合う 】というような関係性もあるようです。ただ、これも、その子やそのタイミングによって変わってくるので、「目の前の子が、食べるかどうか?」で判断していきましょう。

うちの子も、特にアトピーひどかった時期は、一生懸命「玄米ごはん」を食べていたの! でも、湿疹がひくとともに、食べなくなったわ。
玄米ごはんを炊く
では、実際に「玄米ごはん」を炊いていきましょう!
お米の洗い方
まずは、炊く準備ですね。
まずは、お米の洗い方。お米を洗うときは、ザルを使いましょう。まず「拝み洗い」です。手と手をすり合わせ、お米をすり合わせていきます。精米したものより、プチプチ感があります。お米一粒一粒の衣をはぐようなイメージで、プチプチさせてください。
それを十分に行い、一度すすいだら、今度は、ザルの網目にお米をこすりつけるようにして研ぎます。お米に水がよく浸透できるように、表面を削ります。
そして、一定時間、浸水させていきます。
ちなみに、精米したお米も「拝み洗い」が基本です。すすぐのは1~2回で十分です。透明にする必要はありません。白いのは、汚れではなく、栄養だと思いましょう。
「米のとぎ汁」も、栄養価が多く含まれているので、できれば、庭や土に撒くといいでしょう。排水として流すと、それを浄化するために多く薬品が使われることにつながってしまいます。でも、土に撒けば、草木の栄養となっていきます。畑がある場合は、畑の土の栄養分としてあげるといいですね。
玄米ごはんの炊き方
ポイントは【 火加減・水加減 】です。
なので、出来れば、お近くで「玄米ごはんの炊き方講座」とかをやっていれば、一度参加してみて「自分の目で見て」覚えていった方がいいでしょう。
しかし、そういった時間的な余裕がない!という場合もあると思うので、ここでは、東城百合子先生の本に載っていた「玄米の美味しい炊き方」を紹介します。
圧力鍋で炊く場合 | 1、玄米を2~3時間、水に浸けてから炊く。
2、圧力鍋に入れて、玄米1に対して、水1.1~1.2倍の水加減にし、塩を一つまみ入れる。 3、強火にかけて、沸騰し圧力がかかり、おもりが回りだしたら、1分ほどおく。その後、弱火にして25分くらい炊く。 4、火を止めて、10分ほど蒸らす。 |
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土鍋や厚手の鍋で炊く場合 | 1、玄米は、一晩、水に浸ける。
2、玄米1カップに対して、水1.8カップの水加減で、塩を一つまみ加えて炊く。 3、はじめは強火で、沸騰しはじめて3~4分したら、火を弱めて、水がなくなるまで炊く。 4、プツプツと穴があいてきたら、1~2分強火で炊き、米と米の間に残っている水分を吸収させてやると、ふっくらしたごはんになり、少しキツネ色のおこげができる。 5、火を消して、2分ほどしたら、フタをとって蒸気を抜き、また10分ほど蒸らす。 |
※「鍋炊き」が、ちょっと分かりづらいですよね。他に、時間的な目安も含めて書いてあるものには、『フタをして、中火にかけ、沸騰したら弱火にして40~60分炊く。15分蒸らす。』と載っていました。
「玄米ごはんの炊き方」は、参考書によっても変わるし、鍋やお米によっても変わってきます。なので、これらは、あくまで「参考程度」にし、あとは「自分で、自分の家のお鍋やお米に合う炊き方」を見つけていきましょう。
「玄米ごはん」
炊きあがったご飯は、美味しくいただきましょう!
残った玄米ごはん
残った「玄米ごはん」ですが、「冷凍する」ことは、あまりおススメしません。「冷凍すると、玄米ごはんの効果が半減してしまう」と言われます。しかし「玄米ごはんを生活に取り入れる」ということに重点をおくならば、慣れるまで冷凍を利用していくのはいいと思います。
また、「電子レンジ」で温め直すことも、出来れば、避けていけるといいでしょう。「電子レンジ」は、食べ物を、分子レベルで摩擦し温めていくものです。そこで出されている「マイクロ波」には賛否両論ありますよね。食べ物自体にも悪影響をもたらしてしまうとも言われます。使用しても、必要最小限にするといいでしょう。
残ったご飯も、「蒸し直す」「炊飯ジャーに入れておく」「チャーハン等に加工する」「冷めたまま食べる」etc. として、上手に食していきましょう。
よく噛んで食べよう!
そして、もう一つ、大切にしてもらいたいのは【 よく噛んで食べること! 】
よく噛むことで、唾液がたくさん出て、消化がよくなります。また、脳への刺激にもなります。東城先生は、100回嚙むことをすすめていますが、なかなか難しいですよね。
30回でもいいです。でも、30回もなかなか大変なもの‥ そんな時は【「ありがとうございます」を3回言うつもりで噛む 】といいです! これは、子どもにも教えやすいですよ。
余裕があるときだけでかまわないので、【「ありがとうございます」を3回!】 ぜひ、やってみてください。
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「『ありがとう』という言葉で、さらにごはんが美味しくなるんだよ。」って、ママも言ってたよ!