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日用品がさまざまな病気を引き起こす!?

「アトピー、花粉症、気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患、また、がん、肝機能障害、不妊症、自閉症などのさまざまな病気を引き起こす原因が、シャンプーや化粧品、洗剤などの日用品に含まれている有害物質にあった!」

そんな話を聞いたことがありますか?

女性(ショック.)

そうなの!? 「日用品に含まわている有害物質」って何かしら‥

意外と知らない「表示指定成分」

「表示指定成分」とは?

「薬事法」という法律があります。こちらは、主に「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療器具」の4つについて、その安全性や有効性を確保するための法律です。

そして「表示指定成分」というのは、アレルギーや皮膚障害等を引き起こす恐れのある成分として、旧厚生省が定めた成分のことです。「薬事法」では、そんな「表示指定成分」である102品目の成分の表示を義務づけているのです。

つまり、「表示指定成分」というのは商品に表示されているので、それをきちんと確認した上で、自己責任で購入・使用してください。と言われているようなものなのです。

女性(腕組み)

そんな話、初めて聞いたわ。「これは表示指定成分なので、気をつけましょう!」って書いてあるのかしら?

「表示指定成分」はどんなふうに表示される?

1980年~2000年までは、その「表示指定成分」のみが、容器に、大きな文字で表示されていたと言います。しかし2001年の「薬事法」の改定以降、表示のされ方が変わりました。

この際に、「「表示指定成分」以外の成分がアレルギーを起こさないとは限らない!」との理由から、「化粧品」については、「アレルギーのあるなしにかかわらず、全成分を表示しなければならない!」とされたそうです。そして、「表示指定成分」も「その他の成分」も区別されることなく、小さい文字でずらりと書かれるようになったといいます。

女性(ショック.)

それじゃ、どれが「表示指定成分」かは明記されていないってことなの!? じゃあ、どうすればいいのかしら‥ 

「表示指定成分」は102品目あります。そのすべてを把握しておくことは難しいですよね。なので、「表示指定成分」をチェックできる準備をしておくといいと思います。

例えば、「表示指定成分」の一覧が載っている本を1冊持っておくことだったり、いまはネットでも検索できるので、「表示指定成分」の見やすい一覧表が載っているサイトをブックマークしておくことだったりが有効的でしょう。

※ ちなみにサイトでは、こちらが見やすいです。→ http://joca.jp/?page_id=448

日用品に入っている成分

日用品の分類別【 注意事項 】

医薬品

臨床データによって「厚生労働省より認可されたクスリ」のこと。病院で医師が処方してくれる「医療用医薬品」と、薬局や薬店などで市販されている「一般用医薬品」とがあります。

「外用医薬品」や「貼付薬」は、治療の目的によって、浸透効果を上げる成分や保湿成分などの添加物が含まれている場合もあるそうですが、そういった添加物は表示されないそうです。

医薬部外品

効果や効能が認められた成分が入っているものの、積極的に病気やケガを治すものではなく、「効果が期待できる」程度の「予防を目的」としているもの。

ラベル表示も、「表示指定成分」の表示義務はあるものの、それ以外の成分はメーカー側の自主判断に委ねられているそうです。なので、配合された成分が何か不明な場合が多く、アレルギーを引きおこす可能性もあると聞きます。

化粧品

全成分の表示が義務付けられています。また、配合量の多い順番に表示されます。ただ「1%以下の成分は順不同」となっています。また、それまで義務だった「急性毒性」や「連続皮膚刺激性」などのテスト結果の提出が、法改定の際になくなったといいます。

過去に「かぶれ」や「肌荒れ」を起こした経験がある場合は、その化粧品にどのような成分が入っていたかを把握しておくことをおすすめしますが、「有害物質が入っていても、表だって反応が出ない」こともありますので、その辺も理解しておく必要があります。

また、「天然成分」であっても、肌への刺激が強いものもあります。注意していきましょう。

洗剤類

洗剤に含まれる「合成界面活性剤」は、特に、有害性が指摘されているものを多く含んでいます。具体例をあげると、

「ラウリル硫酸ナトリウム」
「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)」
「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES)」
「アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム(AOS)」
「アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム(αASF)」
「アルキル硫酸エステルナトリウム(AE)」
「ポリオキシエチレンアルキルエーテル(POER)」

などだそうです。

男の子(虫眼鏡)

暗号みたいだ!!

一度、家庭で使用している洗剤の成分を確認してみてください。

これらの有害物質による皮膚疾患としては「主婦湿疹」が有名です。また、「せっかく「布おむつ」にしたのにかぶれちゃって「紙オムツ」に戻した‥」なんてこともありませんか? これも、洗濯後に洗剤が残留して起こる現象とも考えられるそうです。

香料

洗剤や化粧品のほとんどに使われる「香料」。企業秘密とのことで、詳細は記されず、「香料」のみの表記になっているそうです。

「香料」には、植物や一部の動物から抽出された「天然香料」と、石油から作られた「合成香料」とがあります。「合成香料」には、発がん性物質や、血液の凝固を妨げる物質が含まれていることがあります。「天然香料」も、種類によってはアレルゲンとなる場合もあるので注意が必要です。

また「入浴剤」や「芳香剤」にも「有害物質」が含まれていることがあります。これらは「精油(アロマ)」を上手に活用すると手作りすることも出来ますので、ぜひ、そういったものも取り入れてみてください。( アトピーにも有効的な「アロマ」 ~選び方・使い方を知ろう!~ 参照 )

殺虫剤・農薬・虫よけスプレー

害虫駆除のために作られた「殺虫剤」「農薬」「虫よけスプレー」などは、本来、毒性が強い薬剤です。これまで、多くの製品が販売禁止になっているほどで、現在出まわっているものも、少量でも体内に入ると深刻な症状を招く恐れがあるものも多いといいます。

「虫よけスプレー」は夏場の必需品ですよね。特にお子さんによく使うものです。こちらも「精油(アロマ)」などをうまく活用すると手作りしていくことができます。

そして意外と盲点なのが「電気蚊とり器」や「衣類の防虫剤」です。また最近では、置くだけ、吊るすだけの「空間虫よけ商品」もありますよね。(・・こちらは「効かないのでは?」という議論もあるようですが。)

こういったものも「合成防虫剤」なので、化学的な「殺虫成分」を、常に、空気中に放出していることになります。「一度、スイッチを入れれば、○○日、取り換え不要!」などと便利さだけがうたわれますが、私たちは、その間、ずっと「殺虫剤成分」が放出されている空間の中で過ごすことになるのです。

また、衣類の防虫剤も結構な毒性の強さだといいます。できうる限り「自然なもの」を選んでいくようにしましょう。

女性(腕組み)

日用品にも注意を払っていかないと、知らないうちに、いろいろな影響を受けてしまうのね‥

知らない日用品の裏側

こんなふうに見てくると、意外に「知らないこと」ってたくさんありますよね。日用品の成分は、聞きなれないカタカナでずらりと並んでいるので難しいです。でも「ちょっと気にかけて調べてみる。」それだけで変わってくるものもあるのではないでしょうか。

では、具体的に「成分表示」を読み解いていってみましょう。
知らなかった!日用品に潜むワナ②~私たちに降り注ぐ化学物質の量~



参考文献:
「 危険な日用品から家族を守る もっと知りたい 経皮毒 」 日本文芸社
「 イラスト図解 経皮毒 DVD付き 」 日東書院