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カレーに使われている「スパイス」って、効能がものすごいの!
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それぞれのスパイスの効能
コリアンダー
「パクチー」と言うと馴染みがありますよね。「シャンツァイ」や「香菜」とも呼ばれるハーブです。独特な強い香りが特徴なため「カメムシの味」なんて揶揄されることもあります。これを乾燥させたものは、生薬となるそうです。
< 効能 >
「体を温め、消化を促進する効果」があります。また、「デトックス効果 」もすごいのだとか。体にたまった「重金属」や「ガス」を排出してくれると言います。そして、なんと「放射性物質を排出する力もある」そうです。
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現代人は、体内に「水銀」と「ヒ素」を多くたま込んでしまっているそうなのよ‥ ぜひぜひ、活用していきたい食材ね。
また、抗酸化力がとても強いそうで、ゆえに、皮膚の細胞の酸化を防ぐため、「美容・美肌・アンチエイジングの効果」も期待されると言われます。
その他、「抗菌・殺菌・抗ウイルス・抗感染・消臭の効果」「鎮痛・抗炎症の効果」「抗うつ・抗不安・鎮静・リラックスの効果」「抗がん効果」もあり、また、「血液系にもよく作用する」「女性ホルモンの分泌も促進する」「 骨や歯を丈夫にする」など、たくさんの効能が言われています。
ターメリック
日本名は「ウコン」ですね。
< 効能 >
こちらに含まれる「クルクミン」という成分は、「胆汁、唾液、胃液の分泌を促進し、強心作用もある」と言います。つまり、「肝機能を活性化」するのです。なので、「アルコールを飲む前に、ウコンを飲むといい!」と言うのでしょうね。ただ、肝臓にいいとはされているのですが、肝炎や肝障害、胃潰瘍などの既住症がある場合は、注意が必要なようです。
また「抗酸化作用」「抗炎症作用」、さらには「抗アミロイド作用」「抗腫瘍作用」もあるそうです。「抗腫瘍作用」があるためか、なんと、スパイス文化があるインドでは【 ガンの死因が8%しかない 】のだそうです。また「抗アミノイド作用」というものありますね。これは動物実験で、「アルツハイマーにも効果がある」ということが証明されているようです。
<「アミノイド」とは? >
「アミノイド」とは、水に溶けない繊維状のたんぱく質で、器官に異常に蓄積すると、アミロイド症などの「神経変性疾患の原因になる」と言われているものです。
これが原因となりおこる疾患として「アルツハイマー」や「パーキンソン病」などがあげられています。その他にも多くの病気との関係性が言われています。
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市販のものにも「ウコンを取り立てた飲料水」があるわよね。この間、原材料を見てみたら、主成分は「ぶどう糖果糖液糖」だったの!! いくら「ウコン」が入っていても、そんなものは飲みたくないわ‥
チリペッパー
乾燥させた「赤トウガラシ」をパウダー状にしたものです。
< 効能 >
「体を温める作用」が非常に強く、エレルギー代謝を高め、「体脂肪を燃焼させる効果」もあるそうです。また、血行も良くします。「トウガラシを食べると熱くなる」のはそのためですね。
ただ、食べすぎると、逆に、胃の粘膜を傷つけてしまうと言います。適量を守りましょう。
また、トウガラシの辛みのもとである「カプサイシン」には、「胃酸の分泌を促して消化を促進する効果」があるそうです。また、「殺菌・防虫作用」もあります。
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でも、ぼくは「トウガラシ」は辛くて食べられないな‥

そうそう。子どもには強すぎるのよね‥
そんなときは、代わりに「パプリカパウダー」がいいらしいの!
パプリカパウダー
辛みの少ない甘いトウガラシの仲間です。
< 含まれる栄養素と効能 >
「ビタミンC」を豊富に含んでいるそうです。その他、「ビタミンP」「ビタミンB2」「鉄」などの栄養素も含まれていると言います。「ビタミンC」は熱に弱いのですが、パプリカには「ビタミンP」も含まれているため、加熱しても「ビタミンC」が壊れないのだそうです。また、この「ビタミンP」には、「アンチエイジングの効果」もあると言います。
その他、「抗酸化作用」「代謝促進」「免疫力強化」「貧血予防」「皮膚・粘膜の機能維持」といった効果が期待されるそうです。
クミン
いま、流行っていますよね。セリ科の植物です。
< 含まれる栄養素と効能 >
「ビタミン」や「ミネラル」も多く含み、また、「抗酸化作用」もあるそうです。その他、「健胃作用」「消化促進作用」「腸内に溜まったガスを出す作用」もあるそうです。また、「デトックス効果」もあるとされています。
カルダモン
ショウガ科の植物なのだそうです。3000年以上も前から、生薬として使われてきた歴史をもっています。「スパイスの女王」「香りの王様」と呼ばれるほど、香りが高いスパイスです。
< 効能 >
「消化促進作用」がとても強いと言います。その他、「喉の痛みや咳の緩和」「冷え性の改善」「脂肪除去」「滋養強壮」「精神安定作用」などの効果があるとも言われています。
インドでは、口臭予防の清涼剤代わりに使われているのだそうです。
グローブ
こちらは、「丁子(チョウジ)」とも言われ、生薬にもなっています。中国では、「丁香(チョウコウ)」として、漢方にも使われているそうです。
< 効能 >
「強い鎮痛効果」と「抗菌効果」があり、古くから歯の健康に用いられているそうです。「歯医者さんのハーブ」なんても言われているようです。
また、グローブに含まれる「オイゲノール」という成分には、「強い抗酸化作用」があり、老化防止や動脈硬化の防止になるのだとか。また、お腹を温めて「胃腸の消化機能を高める働き」もあり、「消化促進効果」や、冷えによる消化不良などの改善にも役立つのだそうです。
シナモン
クスノキ科の植物の樹皮を乾燥させたものなんだそうです。「桂皮」「肉桂」として、漢方にも用いられているようです。甘いものとの相性がいいので、よくお菓子なんかに使われますよね。
< 効能 >
「血行を良くする」ので、冷えによる症状を改善すると言われます。その他、「抗菌作用」「消化促進作用」「健胃作用」などの効果もあると言います。その他、「コレステロール値の低下」「虫よけ」「口臭防止」「美肌効果」もあるのだとか。
ガーリック
「パワーの源」といわれる「ニンニク」ですよね。古代エジプトのピラミット建設に従事していた人たちは、ニンニクを食べて、滋養にしていたのだそうですよ。
< 効能 >
「天然の抗菌・殺菌作用」はとても強く、「ペニシリンと同様!」と言われるくらいなんだそうです。その他、「血行促進」「疲労回復」「強壮」「食欲増進作用」「免疫向上」「血糖値の低下」「脳の活性化」「抗がん作用」など、幅広い薬効があるとされています。
また、いま流行っている「黒ニンニク」は、硫黄を多く含み、さまざまな病気に効能があると言われています。
ジンジャー
ショウガですね。こちらも生薬です。日本でも昔から「家庭の常備薬」として用いられてきたそうです。
< 効能 >
「体を温める作用」がとても強いです。血行を促進し、冷えをとります。また、「健胃作用」「消化促進作用」その他、「殺菌作用」「新陳代謝の促進効果」もあるといいます。

皮の近くに有効成分が多く含まれているんですって! 食材として使う場合は、皮ごと使うのがおススメらしいわよ!
「スパイスカレー」は「食べる生薬」!
こうみてみると「スパイス」ってすごいですよね! だから【 食べる漢方 】とか【 食べる生薬 】とかと言われるのです。そして、こんな「スパイス」を、美味しく、手軽に食することができるものが「カレー」なのです。
ぜひ、「スパイスカレー」を通して、自然の効能を、手軽に、美味しく、有効的に、いただいていきましょう!
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「カレー」が食べたくなってきたな!

小麦粉、油、砂糖の量が多くまた添加物も気になる市販のルーを使わなくても作れる「スパイスカレー」 ぜひ、お家でも作ってみたいわ!
では、家庭で簡単につくれる方法を、少しご紹介します。( → デドックス効果抜群の薬膳カレーの作り方・レシピ伝授! へ )