Pocket

この記事は約 13 分で読めます。

体中、突然痒くなりはじめた!一体なぜ!??

最近、突然体中が痒くなり始めたあなた。
実は、ある症状にかかっているのかもしれません。

それは、「皮膚掻痒症」。
アトピー性皮膚炎とは全く異なるものです。

以下の症状に当てはまったら、皮膚掻痒症にかかっている可能性がとても高くなります。

・ただ単に痒いだけ。赤い斑点など突起物が出ているなどの外科症状はない。
・40代を過ぎている
・痒みが生じて、湿疹になっている。
・蒸れて痒いわけではない
・皮膚が常に乾燥している気がする。

皮膚掻痒症とは、アトピー性皮膚炎とは全く異なるものです。

アトピー性皮膚炎は、かゆみをともなって、赤い斑や水疱、発疹症状が出るのですが、
皮膚掻痒症の場合、ただ「かゆみ」だけが起こる症状の事です。

しかも、圧倒的に痒い、痒い、痒い。
その痒さといったら、死ぬよりツライという言葉も言い過ぎでは
ないぐらい痒いのです。

しかも、何かの原因とも思えないのに、掻きむしってしまうので、
無為に傷ができてしまうのが特徴です。

このかゆみのみが起きる症状の主な原因は、
皮膚の乾燥であるという事です。

ただ、この皮膚の乾燥を対処しさえすれば良いと言うのは、言うは簡単ですが、そう簡単に対処出来るものではありません。

そもそも皮膚が乾燥する人と、乾燥しない人では
どのような違いがあるのでしょうか??

皮膚は、基本的に乾燥しないように適度に皮脂という脂が表面上を自動的に潤すものなのですが、
老化現象が起きると、この機能が失われ始めます。

また老化現象だけではありません。
元々の乾燥肌の人は、皮脂を適度に出す力がない人なのです。

また皮膚掻痒症は、足や腕にかゆみが起こる事が多いです。
というのは、足や腕には元々皮脂腺が少なく、乾燥肌になりやすいからです。

乾燥肌は、いわゆる敏感肌ととても近い症状で、市販にあるような
クリームでは適していないというのが現状です。

薬剤師が開発した、オールインワンゲルクリームなら、
赤ちゃんでも使えるので、乾燥肌を防ぐ役割をします。


赤ちゃんも安心の優しいクリーム養麗潤

かゆみの仕組みは完全には解明されていない!?

痒みの正体は、意外にも完全には解明されていません。

分かっていることは、「痛み」の神経と同作用で働くのではないか…ということです。
ただ、ドイツのある医学博士によると、C繊維と呼ばれる表皮と真皮との境目に分布する
この繊維体がここに刺激が加わると、痒みが発生するのではないかという神経線維だということが
分かってきたようです。

そもそも私たちの体は、ほぼ皮膚におおわれており、この皮膚が体の中と外を守っていると言えます。外の異物が入ってくるのを
抑える働き、体温を発汗によって、上昇するのを抑える働き、そして刺激を感じ取る知覚の働きの三つが主な働きです。

最後の知覚機能が厄介で、これが皮膚掻痒症のメインとなる働きと言えます。

皮膚は大きく分けて、三つの大きな皮があり、その中で、一番外側にあたる部分を、
表皮、真ん中を真皮、内側を皮下組織と言います。表皮は、更に四つの層に分けられ、
一番外側の部分を、「角質層」という、セラミドで満たされる層があります。

よくお風呂場で、角質をとるブラシみたいなものがありますが、
要は一番外側の外側の部分を削って、キレイキレイしましょ!!という事なのです。

皮膚のバリアは、角質細胞がきちんと並んでいるかどうかが重要です。
逆にきちんと並んでいないと、水分が逃げてしまい、レンガに隙間があるかのように
水分が皮膚に保てなくなります。つまり、これが乾燥肌の正体です。英語でドライスキンですね。

ちなみに、表皮は四つの層があり、上の層から順に剥がれていき、
最終的には、2週間で皮は生まれ変わります。
この表皮が生まれ変わるサイクルのことを、ターンオーバーと言いjます。

老人は、皮膚掻痒症になりやすい!?

これは正しい見解です。なぜなら、歳を経れば経るほど人間の体は、先ほどの
角質細胞が不揃いでガタガタになってしまい、水分が保てなくなってしまうからです。

皮膚掻痒症には、二つ種類があり、原因も多種多様です。

限定性皮膚掻痒症は、体の限られた部分のみに起こります。
主に、外陰部と肛門です。原因は、性病や毛じらみ、ギョウ虫等です。

全身性皮膚掻痒症というのは、その名の通り、
全身に皮膚掻痒症が出てしまう症状です。
内科系の病気が原因となります。

主に次の四つです。

糖尿病→合併症の一つとして「痒み」が起きる。最も有名。
原発性胆汁性肝硬変→胆管に炎症が起きる。全身に痒みが出る。
慢性腎不全→腎機能の低下、体内の老廃物の排泄が困難になる。「全身の痒み」併発。
甲状腺機能異常

老人性皮膚掻痒症 症例(ケース)
ケース1 56歳 三田礼子さん(仮名)

彼女には、今年三年生になる孫がいます。娘が来ると少しため息を漏らします。
というのは、彼女は老人性掻痒症にかかっており、娘さんに掻いている箇所をお風呂場で見られてしまい、
幻滅させてしまったのです。

勿論、彼女は悪気はないのでしょうが、娘は泣き出してしまいました。
本当は、私が泣きだしてしまいたいのですが。

その一件以来、私は娘とお風呂の楽しいひと時が奪われてしまいました。

娘が私を避けているのです。掻かないようにとお医者様から言われていますが、
どうにも掻かないで生活するのが難しいです。現在は、出来る限り患部を刺激しないよう
ステロイド軟膏で治していますが、一時的な気は…します。

ケース2 60歳 金村敦さん(仮名)

金村さんは古着をメインの商店を普段営んでいます。年に数回
町おこしの企画でフリーマーケットをやるのですが、そこで、金村さんが出すブースの隣のブースは
とても嫌がられるのです。

それは、金村さんは皮膚掻痒症であり、何もしなくても常に体をポリポリ
掻いてしまうので、となりのブースのお客さんが嫌がって寄りつかないのです。

最初、隣のブースにいる人も、金村さんに直接伝えるのも悪いと思ったのか、
明らかに売り上げに直結してしまうので、直接伝えたのですが、
それ以来、金村さんはあまり積極的に町おこしのイベントに参加しなくなってしまったのです。

皮膚掻痒症は、理由が分からないものが多いですが、
得てして、乾燥肌になっているケースが多いです。

乾燥肌を食い止めるには、市販のでは満足に自分の乾燥肌の
状態を湿度を保つのは難しいです。

皮膚掻痒症の人がやってはいけない3つのこと

皮膚掻痒症は、乾燥から引き起こす症状であることは言うまでもありません。
ですから、乾燥状態に持っていく事は出来限り避けなくてはいけませんが、その中で日常生活で
やってはならないまたは、控えなくてはならないことを大きく分けて三つ紹介します。

1:お風呂に長時間入ってしまうこと

お風呂に入り、外に出ると急激に肌の水分が失われます。しかも熱い湯に浸かってしまうと、
尚更ひどくなります。お風呂では熱いお湯に患部をさらされると、一時期的に気持ち良い快感を
感じることがありますが、皮脂が壊れ、バリア機能が失われてしまいますので、絶対にやってはいけません。

お風呂は、基本的に入らなくても問題はありません。
勿論、体は汚くなるので汚れは取らなくてはいけませんが、汚れをとるには
実は、お湯でさっと洗い流すだけでも取れてしまうのです。

これはシャンプーなどでも言えるのですが、髪の汚れを取るには、
お湯で洗い流すだけでほぼ取れます。

ただ、現実的にお風呂に入らないというのは、日本人には難しいので、
次の事を守ってください。
お湯の温度を一歩下げる。具体的には37度~38度ぐらい。
30分以上、お風呂に入らない。
お風呂から出たら、すぐに保湿クリームを塗る。

2:ファストフードを多めに摂ること

ファストフードは、高脂肪・低栄養価であり、肥満の原因となるものでありますが、
なぜ肥満になるのかというと、消化が単純に悪くなり、体の脂肪としてついてしまい、
血液の流れが悪くなる、腸内環境が悪化するからです。

いかにして、ファストフードを摂らないかですが、ある程度年齢を重ねた人は
ファストフードを摂らない傾向にはありますが、最近では増えてきているので、
注意喚起の意味も込めて、書いておきます。

3:衣類・寝具をそのままにしていること

面倒だ、面倒だと思いつつも、結構日にちが経っているものを利用しているケースが
あります。特にペットを飼っている人は要注意です。

ダニやダニのフンは、ペット関連で出てくることも多いのです。
またペットの毛やフケなどで、温床になることも考えられます。

じゅうたんや、クッション等の布製のものも要注意です。
掃除機をかけたうえで、しっかり洗濯しましょう。

布団カバー類やシーツは、こまめに洗濯すること
干した布団は、ポンポンと表面を叩く程度で、思いっきり叩かないこと
天日干しをきちんとやること

皮膚掻痒症にヒスタミンは効かない!?

皮膚掻痒症は、アトピー性皮膚炎とは全く異なるものです。

かゆみは、そもそもかゆみの信号を脳がキャッチする、いわゆる神経の働きで、
かゆみには2種類あって、末梢性のかゆみと中枢性のかゆみがあります。

皮膚掻痒症は、後者の中枢性のかゆみにあたるもので、完璧な解明は
なされていませんが、抗ヒスタミン剤は効かないとされています。

そのメカニズムは、皮膚の細胞にはもともとヒスタミンを受け取る
受容体があり、これをヒスタミンレセプターと呼びますが、このレセプターと
受容体が結合すると、かゆみが起きるようになっています。

つまりこのレセプターとヒスタミンを結合させないようにさせれば
問題ないということで、これがヒスタミン剤なんですが、中枢性の場合は、
末梢から伝わってくる信号がないにも関わらず、かゆみを
感じている状態のため、ヒスタミンは全く意味の無い処方となってしまうのです。

かゆみが周囲に広がってしまう軸索反射

これは、かゆみが最初一か所だけだったのが、
周囲にまで広がってしまった状態です。

これは、脊髄反射とは少し違う仕組みです。
正確にいうと、脊髄に通るのではなくて、神経線維内に、特定の部位を刺激して、
求心性の神経細胞を興奮状態に置かせると、興奮が逆行します。

この反射は本来の脊髄反射とは違うので、
偽反射とも呼ばれるですが、かゆみを増幅させる物質を出してしまいます。
この軸索反射はとても厄介です。

なぜならそれは、イッチ・スクラッチサイクルを引き起こしてしまうからです。


イッチサイクルを引き留める優しいクリーム養麗潤

[恐怖の連鎖] イッチ・スクラッチサイクルとは…

イッチ・スクラッチサイクルとは、かゆみがかゆみを引き起こす最悪の状態を
指します。重度のかゆみを引き起こした人間ならば誰しもが通るのが、
このイッチ・スクラッチサイクルです。

イッチ・スクラッチサイクルは、掻破(かきむしる)→表皮細胞が傷つく→炎症が起きる→皮膚炎悪化→掻破
の悪循環のことです。

かゆみといたみは同時で出てきますが、
かゆみが強いので、このサイクルが起きるのです。
だから、世の中の人が言う「掻くな!」というのは、このサイクルが回らないように
するために言う訳です。

しかし、当の本人にとっては掻かないで済むんだったら、
誰も苦労はしませんね。

またこのかゆみを痛みに強制的に変える方がいますが、
それは最悪の処置です。

かゆみを痛みに変える処置だけは絶対にやってはならないその理由

かゆみと痛みは、どちらも強いですが、痒みはゆったりと進行するため、
痛みが最初に起きれば、かゆみを惑わせることが出来るので、
良くやる手でもあります。

例えば、かゆい箇所を思い切り叩く。

叩くとその間だけ、刺激が生まれ
紛らわせることが出来るように思えますね。
もう一つ例を出します。

熱いシャワーで患部をひたすら当てる

二つとも絶対やってはいけません!!

皮膚がかゆい状態というのは、皮膚の細胞が弱まっている
状態です。直ぐに炎症が起きるのもその理由です。
特に後半のシャワーをあてるのは絶対やめましょう。

確かに、熱いシャワーで患部を熱すると、
熱さでかゆみが消えます。感覚が、麻痺している状態になっているわけです。
しかし、細胞は更にダメージを受けています。

その後の治癒に大きく関わるので、かゆみを痛みに変える作業は
やってはならないのです。

結論:かゆみをとめるには共有する

イッチ・スクラッチサイクルの恐ろしさは理解出来ましたが、
それでは、結論として皮膚掻痒症はどうすればいいのか?
という問題に改めて戻りたいと思います。

皮膚掻痒症は、中枢性のなんらかの状態異常が起きている状態です。

ですから、何もしないのは論外ですが、ある程度は対策を取ることが
出来ます。

一番上の方に、換気やソファーなどの掃除、布団を天日干し
にするなどの外的環境を変えることも重要ですが、肌になじむ
クリームをしっかり塗っていく必要があります。

カサカサ、ゴワゴワ、カイカイ、、と皮膚のかゆさには
いろいろ言い方はあるのですが、上記の感じに近しいものが
あるのであれば、オールインワンゲルクリームは安心だと言えます。

何故なら、赤ちゃんも可能であるので、全世代で使えるものでもあるし、
家族全員にその効果があるのかないのかを試しあうことも
可能です。

オールインワンゲルクリームは、普通より多めに使う事を推奨されています。
それは、乾燥肌の方は、すぐにクリームのもつ力を発散させてしまうため、
そういうところにまでこだわったクリームだということが出来ます。



乾燥肌・赤ちゃん肌・全てに対応しているオールインワンゲルクリーム養麗潤